手賀沼アララギ短歌会

千葉県我孫子市で開催している短歌会のブログです。一緒に短歌を楽しみませんか。

会員の作品(2020年6月)

2020年07月15日 | 会員の作品
三谷和夫:あやまちてたもとに火がつき命落としし人と紙ひと重の妻の瞬間(新アララギ2020.6)
佐々木フミ子:二人して行く大通りに「あぶない」と健常者我が庇はれている(新アララギ2020.6) 
今野英山:若き日のオフィスは銀座八丁目夜の無聊が路地にたゆたふ(新アララギ2020.6)
高橋毬枝:まあなんてふはふはなんでせうと裸足にて堂の廻りの桜踏みし母(新アララギ2020.6)
麦島和子:*原発禍に翻弄されし人の歌読みたり怒り苦しみ強く生くるを 歌集『異郷』(新アララギ2020.6)
岸野トモヱ:*老人や貧しき民を淘汰するコロナ天災否人災か(歌会2020.6)
大倉康幸:*マスクする人が増えいる朝の街やはり気になる隠された顔(新アララギ2020.6)
相川盈子:*ロカ岬思い浮かべてあたためてコロナ汚染のおさまるを待つ(新アララギ2020.6)
宮本通代:サークルもボランティア活動も休止なり宮沢賢治を取り出だし読む(新アララギ2020.6)
葛岡昭男:*亡き父の大切にしせしソフト帽われの頭に少しちいさし(新アララギ2020.6) 
丸山さち子:*友の名を見つけて手にとるJAの隅に置かれしトマトの小袋(新アララギ2020.6)
戸田邦行:*この町に住みて二十八年人生の半分以上が過ぎてしまいぬ(新アララギ2020.6)
鈴木英一:次々と補正予算を積み上げる恐ろしきツケ忘れて居らぬか(歌会2020.6)

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