(長谷山 本土寺 菖蒲田)
本土寺の風の浄土や花菖蒲
昨日は紫陽花の寺で有名な本土寺を吟行、その後
市民センターでの句会になりました。
紫陽花には10日ほど早かったようです、それぞれ花を
つけているものの花を楽しむほどではありませんでしたが
もうひとつの見所の菖蒲田は今が盛り
見事に咲き揃い、俳句心を大いに揺さぶられます。
句に仕立てられないものの句種として10ほど拾えました
掲句には連衆から「寺」と「浄土」は付きすぎでは?という
意見もありましたが、挨拶句に成否なし。
成否を問うよりも、挨拶句を積極的に詠むことを薦めます
「五月雨をあつめて早し最上川」芭蕉の一句ももとは
「五月雨をあつめてすずし最上川」の挨拶句にあり
まさに季重なりの句でした。
寺領をわたる風は爽やかで、菖蒲にほどよい風でした。
発句 五月雨をあつめてすずし最上川 芭蕉
脇 岸にほたるを繋ぐ舟杭 一栄
第三 瓜ばたけいさよう空に影まちて 曾良