12月 25日

2012-12-25 00:23:39 | Weblog
             ( 蕪村忌 )


白梅に明くる夜ばかりとなりにけり      与謝蕪村


この句は蕪村辞世の句といわれています画人としても才を発揮した俳人、
与謝蕪村が1783年(天明3)のこの日、67歳で生涯を閉じた。
天下に名をなした蕪村であったが、清貧と孤独を主義とする生涯を送った。

写真は角川「俳句」昭和58年9月号 特集蕪村の文学と美術 没後200年の座談会において
森本哲郎、鈴木進、大岡信、緒方仂、沢木欣一の各氏
当時買い求めた俳句雑誌はほとんど処分していますが、残された数冊のなかに見つけた記事です



蕪村忌や画中酔歩の李太白           水原秋桜子


うつくしき炭火蕪村の忌たりけり         岸風三樓


蕪村忌の富士真白にあらはるる         滝沢伊代次


皿の絵の波また波や蕪村の忌          鈴木鷹夫


洛北の霰日和に蕪村の忌             鈴鹿野風呂








    伊吹嶺HP http://www.ibukinet.jp 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする