7月 16日

2017-07-16 06:10:45 | Weblog
               (  夕顔・夕顔棚・夜顔  )

  
  「心あてにそれかとぞ見る白露の光そへたる夕顔の花」  源氏物語 五十四帖内 四帖 

夕顔は本来ウリ科の干瓢をとるための植物、植物分類上「夜顔」が正しいとのこと
ただ俳句では夕顔として詠まれていることが多いようです




百姓の渋きしわぶき夕顔棚                細見綾子



夕顔やひときは荒き山の星                佐野美智



夕顔を見るに肘つく文机                 大峯あきら



夕顔の地に触れて咲く雨上がり              丹羽康碩



夕顔や連歌師来たる滝之坊                中川幸子



夕顔の襞解くまでのうすみどり              平松公代



葉がくれに咲く夕顔のうすみどり             軽部烏頭子



夕顔の男結の垣に咲く                  小林一茶



夕顔に西行も来よ宿かさん                 正岡子規



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