2月 4日 立春

2020-02-03 13:53:52 | Weblog
                    立春・春立つ・立春大吉・春来る


     立春大吉という言葉の意味は、
    「暦の上での春であり、古来は新年の始まりであった立春に、
     人々や社会の幸せを祈る」言葉とされます。
     立春大吉は除災招福の意味を持ち、とても縁起のよい言葉です。



     万燈のまたゝき合ひて春立てり         沢木欣一


     春立てり鑑真像を壁にはり           細見綾子


     春立つや鵜川に青きもの流る          栗田やすし


     立春や茶筅をくぐる水の音           伊藤旅遊


     春立つやふはりと焼けし玉子焼         渡辺慢房


     師と聞きし辺戸の波音春立てり         栗田せつ子


     器屋のチェロ艶やかに春立てり         鈴木みすず


     赤子泣く里の駐在春立てり           神尾朴水


     湯にをどる卵の三つ春立てり          梅田 葵


     まるまると太る乳飲み児春立てり        市原美幸


     子が好きな人連れて来る今朝の春        伊藤範子


     春立つや杉の枝打つ山の音           森垣一成



          



     立春の米こぼれをり葛西橋           石田波郷


     立春大吉髪切つて耳あらはるる         内田美紗


     立春のどこも動かず仔鹿立つ          秋元不死男


     立春大吉音立てている茹卵           森田智子


     奉納の子泣き相撲や春立てり          町田千鶴子


     立春大吉神田の町に手風琴           加古宗也



          
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