紅梅・薄紅梅
入園の児が紅梅を帽に挿す 栗田やすし
紅梅を面映えて見し石の上 細見綾子
紅梅や筆塚に日の廻り来し 下里美恵子
紅梅の名残りの一花綾子句碑 若山智子
紅梅の蕾きざせり義民の碑 清水弓月
紅梅の莟に昨夜の雨しづく 武藤光晴
紅梅へ寄せやり妻の車椅子 梅田 葵
紅梅や花器となる土足で練る 森 靖子
紅梅や土橋石橋たもとほる こころ <向島百花園>
伊豆の海や紅梅の上に波ながれ 水原秋桜子
紅梅や枝々は空奪ひあひ 鷹羽狩行
紅梅や病臥に果つる二十代 古賀まり子
紅梅や沖より変る潮の色 渡邊千枝子
紅梅の一枝に憑かれ来し歩み 福永みち子
紅梅の見えるところの玻璃くもり 能村登四郎
入園の児が紅梅を帽に挿す 栗田やすし
紅梅を面映えて見し石の上 細見綾子
紅梅や筆塚に日の廻り来し 下里美恵子
紅梅の名残りの一花綾子句碑 若山智子
紅梅の蕾きざせり義民の碑 清水弓月
紅梅の莟に昨夜の雨しづく 武藤光晴
紅梅へ寄せやり妻の車椅子 梅田 葵
紅梅や花器となる土足で練る 森 靖子
紅梅や土橋石橋たもとほる こころ <向島百花園>
伊豆の海や紅梅の上に波ながれ 水原秋桜子
紅梅や枝々は空奪ひあひ 鷹羽狩行
紅梅や病臥に果つる二十代 古賀まり子
紅梅や沖より変る潮の色 渡邊千枝子
紅梅の一枝に憑かれ来し歩み 福永みち子
紅梅の見えるところの玻璃くもり 能村登四郎