2月 17日

2020-02-16 15:57:23 | Weblog
                    きらん草・地獄の釜の蓋・金瘡小草


     キラン草とは、日本に自生するシソ科の多年草。
     花や葉にうぶ毛のような白い毛が生えているのが特徴。
     地面に張り付くように広がる様子から、「地獄の釜の蓋」という別称がつけられています。
     きらん草とは違い西洋きらん草は20~30センチにも背が伸びます
     別名 西洋十二単(セイヨウジュウニヒトエ)



     伊賀に来て摘めり地獄の釜の蓋          栗田やすし


     地の果ての崎に地獄の釜の蓋           国枝隆生


     円墳の裾に地獄の釜の蓋             若山智子


     指差してこれが地獄の釜の蓋           安藤清子


     きらん草ほつほつ咲けり峡の道          中根多子


     円墳に地獄の釜の蓋繁る             林 尉江


     被爆樹の影に地獄の釜の蓋            青木しげこ


     膝ついて地獄の釜の蓋覗く            兼松 秀


     東大に咲くや地獄の釜の蓋            牧野一古



          

            西洋十二単<セイヨウジュウニヒトエ>



     きらん草古代紫展げけり             後藤比奈夫


     すみれぐさも地獄の釜のふたも紫         加藤三七子


     蹈んずけてゐるのは地獄の釜の蓋         高澤良一


     山頂の磐座おほふきらん草            深野カツイ



          

            十二単<ジュウニヒトエ>
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする