11月 18日

2020-11-17 13:58:09 | Weblog
                        サフラン  < 季=晩秋 >


          サフランは、秋咲きのクロッカスの一種で、もともとは染料、香料、薬用として多く
          栽培されていましたが、今は観賞用としても利用されています。パエリアやサフランライスの黄色は、
          サフランの3裂した赤色の雌しべから得たものです。(ネットの文章をお借りしました)



     狼煙燈台へ冬のサフラン畑上る       細見綾子


     灯台のさふらん畠珠洲岬          沢木欣一


     サフランの花に声上ぐ誕生日        梅田 葵


     退院や先ずサフランの花に寄る       金田義子




     サフランや印度の神は恋多き        正木ゆう子


     孤児にはや異人のにほひ花サフラン     鍵和田釉子


     サフランや映画はきのう人を殺め      宇多喜代子


     花サフラン久女読むとき情濃ゆく      高岡すみ子


     サフランの花や岬の療養所         松原文子


     サフランの花をぐるりと雨しぶき      鷹羽狩行


     サフランや読書少女の行追ふ目       石田波郷



          
          
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