十二月
武蔵野は青空がよし十二月 細見綾子
植木屋の妻の訃知りぬ十二月 沢木欣一
竹割つて鵜籠つくろふ十二月 栗田やすし
白目剥く達磨の列や十二月 河原地英武
本棚の奥まで日差し十二月 下里美恵子
鰐の背を束子で洗ふ十二月 小長哲郎
靖國の大樹見てゐる十二月 伊藤範子
先生ともんじや焼食ぶ十二月 国枝洋子
雑踏の中の一人や十二月 山 たけし
藍甕の泡のきらめく十二月 福田邦子
球根を植ゑて始まる十二月 児玉美奈子
鎌錆びて軒に転がる十二月 武藤光晴
へそくりが本を飛び出す十二月 ころころ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/97/4fb4b303d1e58d5f0c1075d3bfcd3b3d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/5c/1dc6c6d77dc0844304efecb238d08250.jpg)
病める日は病める句をなし十二月 大串 章
十二月医者に持薬のあることも 飯田龍太
削るほど紅さす板や十二月 能村登四郎
味噌送りくれしが便り十二月 石川桂郎
踊り子と終の電車の十二月 清水基吉
尼の荷のまことにちさき十二月 黒田杏子
路地歩く癖はなほらず十二月 谷口桂子
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/1d/bde060cfa1c2f23c2be4f4692c726ee5.jpg)
「個人の努力の段階を過ぎた」と言えども密にならない
手洗い・うがい・そしてマスクの着用で自分と大切な人を守りましょう
武蔵野は青空がよし十二月 細見綾子
植木屋の妻の訃知りぬ十二月 沢木欣一
竹割つて鵜籠つくろふ十二月 栗田やすし
白目剥く達磨の列や十二月 河原地英武
本棚の奥まで日差し十二月 下里美恵子
鰐の背を束子で洗ふ十二月 小長哲郎
靖國の大樹見てゐる十二月 伊藤範子
先生ともんじや焼食ぶ十二月 国枝洋子
雑踏の中の一人や十二月 山 たけし
藍甕の泡のきらめく十二月 福田邦子
球根を植ゑて始まる十二月 児玉美奈子
鎌錆びて軒に転がる十二月 武藤光晴
へそくりが本を飛び出す十二月 ころころ
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病める日は病める句をなし十二月 大串 章
十二月医者に持薬のあることも 飯田龍太
削るほど紅さす板や十二月 能村登四郎
味噌送りくれしが便り十二月 石川桂郎
踊り子と終の電車の十二月 清水基吉
尼の荷のまことにちさき十二月 黒田杏子
路地歩く癖はなほらず十二月 谷口桂子
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「個人の努力の段階を過ぎた」と言えども密にならない
手洗い・うがい・そしてマスクの着用で自分と大切な人を守りましょう