10月 27日

2021-10-27 05:45:02 | Weblog
                       新酒・新走り・今年酒・早稲酒


          今年収穫の新米で醸造したものを新酒と言いますが
          現在、一般的(商業的)には冬の醸造です。俳句では秋の季語になっています



     走りより句碑に新酒を注ぎあふ         栗田やすし


     湯上りの顔ほてらせて今年酒          河原地英武


     退院の友と酌み合ふ今年酒           岸本典子


     今年酒髷の亭主の出羽訛            佐藤とみお


     誕生日夫と新酒を酌み交はす          鈴木みすず


     ああ言へばかう言う新酒酌み交し        櫻井幹郎


     神棚に新酒供ふる操舵室            関野さゑ子


     師の句碑と新酒の匂ひ頒ちあふ         長江克江


     今年酒備前の猪口で試し飲む          江口たけし


     デカンショは遠き日のこと新酒酌む       小長哲郎


     新走り供へ米蔵閉ざしけり           篠田法子


     利き酒の升に膨らむ今年酒           ころころ



          



     とつくんのあととくとくと今年酒        鷹羽狩行


     舟盛はいまだ崩さず今年酒           上林レイ子


     杉玉にみどりの残る新酒蔵           佐藤信子


     一本は彼女の為の新酒かな           稲畑廣太郎


     新酒汲みとどのつまりは艶話          片山依子


     下戸なりし師も神にます新酒召せ        林 翔


     人が酔ふ新酒に遠くゐたりけり         加藤楸邨



          

          数日ですべての規制が緩和されます、ひきつつづき油断せず手洗い、うがい、
          マスクの着用を。あと少しです



          嫁ぎゆくハグ爽やかに姉妹
コメント (4)
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