9月 11日

2023-09-11 05:14:54 | Weblog
                         二百十日・二百二十日・厄日



               「厄日」というのは、一般的には陰陽道などで「災難が起こりやすいとして忌む日」を指しますが、
               俳句では立春を起算日として二百十日目のこと(立春の209日後の日)をいいます
               またこの頃は台風シーズン。台風のような強風から農作物を守るために、「風害除け」を願って
               「風祭り」という行事があります。
               この風祭りには神様へのお供えとしてキノコご飯/焼き味噌を用意するそうです



                 



          鴇色に暮れゆく二百十日かな          栗田せつ子


          青すぎる厄日の空を訝しむ           下里美恵子


          厄日かな今も柱に水禍跡            加藤ゆうや


          島宮へ寄する厄日の波白し           内田陽子


          増水の大河の迅き厄日かな           谷口千賀子


          二百十日伊吹艾を家苞に            内田陽子




                  



          こけもせで二百十日の鶏頭かな         正岡子規


          ふつくらとご飯の炊けて厄日かな        片山由美子


          二百十日家具のごとくに二人ゐて        櫂未知子


          手紙には書かねど二百十日かな         黒田杏子


          月さして二百十日の羅針盤           工藤義夫


          田を責める二百十日の雨の束          福田甲子雄




                  



                   サイトから一部資料・写真お借りしています     
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