2月 6日

2010-02-06 13:17:41 | Weblog

        ( 白梅・紅梅 )

 

白梅の青きまで咲きみちにけり          小坂 順子

魁の白梅既に咲き闌けし              深見けん二

白梅の空は産湯の匂ひかな                       石母田星人


 

伊豆の海や紅梅の上に波ながれ                水原秋櫻子

紅梅や病臥に果つる二十代                       古賀まり子

紅梅の空奪ひあひ咲き競ふ                        大沢光子


  指導者になる人は詩的感覚を合わせ持つ人でないと
  俳句が狭まれてしまって自由に詠むことができない
  具象性はとても大事だけど、それで終ってしまえば上達もそこまで
  虚実綯い交ぜの「詩的真実」を分からない指導者は
  偏狭だというしかないでしょう」  ころころの悩みに答えてくれた友人からの
  メール。 持べきものは同じ思いの大切な友人です。




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2 コメント

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青きまで (ケイちゃん)
2010-02-06 18:48:28
白梅の青きまで咲きみちにけり          小坂 順子

この句良いですね。白梅は「うすみどり」 とは 良く詠まれているように思いますが、「青きまで」 が「うすみどり」を越えていてとても誌的に思いました。 ご紹介有り難うございます (*^o^*)  
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青きまで (ころころ)
2010-02-06 19:07:25
ケイちゃん、こんばんは
白梅の例句検索をしてて、一番に惹かれた句が

白梅の青きまで咲きみちにけり   小坂 順子

でした。確かに氷河などを見ていると頷けますね。
自然界では無色,白色と見えても重なり合うと青く
見える。確かな観察に驚かされます。
浅はかなころころは既成概念を外す事が難しいです

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