たまにはぼくの好きなワインのお話を・・・・。
先のブログでもご紹介いたしましたが、カルフォルニアワインのなかで、今もっとも熱く、人気があるものといえば、オバマ大統領がらみで【ダック・ホーン・ゴールデン・アイ】とこの【オーパス・ワン】です。【オーパス・ワン】は、ロバート・モンダヴィとバロン・フィリップ・ロスチルドによって1979年に造られた会社によってプロデュースされています。前者はカルフォルニアワインの代表ロバート・モンダヴィ・ワイナリーの創業者で、後者は【シャトー・マルゴー】や【シャトー・ラフィット・ロートシルト】などとならび、ボルドーの5大シャトーのひとつシャトームートンロートシルトのオーナーであります。エチケット(ワインのラベルのこと)にも両者のサインがあり、ふたりの深い思いがこもっていることを証明しています。当店が現在在庫している【オーパス・ワン2004】は、カベルネ・ソーヴィニョン86%、メルロー7%、プティ・ヴェルド4%、カベルネ・フラン2%、マルベック1%を使用したヴィンテージで、瓶詰め前にフレンチ・オークの樽で17ヶ月間樽熟成させたものです。この2004ヴィンテージは造ったシャトーのほうでも2000年以降のヴィンテージの中では最高の評価をつけています。
カルフォルニアワインというと、甘いというイメージがあるのですが、それはごく一般的なワインでこれはまったく違います。実際に飲んでみると、ほどよく重くそのなかにも気品や品格が感じられ、アタックもほどよく飲むほどに味わいが増していく、まさに他のカルフォルニアワインとは距離をおくワイン全体の中でも上位数本の指に入る【至高のワイン】という名がふさわしい逸品です。
機会がありましたら是非味わっていただきたいと思います。
ちなみにこの【オーパス・ワン】は先日再放送された、黒木メイサ主演のWOWWOWのドラマW「扉は閉ざされたまま(2008年)」や先週土曜日同じくWOWWOWで放送された海外人気ドラマ「CSIニューヨーク」でも登場したのもうなづけるくらい、今、最もお酒好きが飲みたいワインではないでしょうか。