本を探すとき、学生の頃は神保町まで行くことがあったけど、今は専ら池袋のリブロを使っていた。その池袋本店が7月までに閉店するというニュースには驚きを隠せない。利用していたCDショップのWAVEが閉店してからもう6年が経過し、池袋西武の中で「セゾン」の空気が感じられるのはリブロとロフト、そして無印商品だろうか。その一角であるリブロがこの場所から消えるというのは、利用していた書店がなくなる寂しさ以上のものを感じる。
リブロを愛していた人たちは「ジュンク堂があるじゃないか」と言われても納得いかないだろう。僕は愛しているまではいかないけど、よっぽどのことがなければジュンク堂は利用しない。池袋にリブロがなくなってしまうとしたら、その気持ちは変わるかもしれないけど…
旧セゾングループが解体され、それぞれの企業は別の系列に行ったり、また無印良品(良品計画)のように解体以前から独立した活動をしている企業もある。「セゾン」という名もカード会社のクレディセゾンくらいにしか残っていないのだろうか。それでも、様々な企業に今もセゾンのDNAは細々とでも残っているとしたら嬉しい。
以前、セゾングループを取り上げた『セゾン文化は何を夢みた』という本を読んだ。(その時に感じたことはブログにも書いた)
改めてこの本を読み返そうと思うものの、友人に貸したまま戻ってこないので、改めて書店で探してみようかと思う。
今とは場所が変わっても、池袋にリブロのお店が残ってほしい。