Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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トンネル脱出!(笑)

2012-06-25 18:52:33 | Heinkelキャビンクルーザー
一昨日真鍮製の部品を作っていたのを覚えていらっしゃいますでしょうか?

良い考えが閃かないと同じ所を堂々巡りしてしまう事が有りまして・・・そんな時に何気ない一言が良いヒントになったり致します
あれはキャンバス地の強度の事で困っていたらご依頼者の方からメールが来まして『裏を補強してみたら如何ですか?』と書かれていたのです。
最初は確かにピンで固定するならそのまわりの補強は必要と思っていたのですが裏側も表側も影響ない様に補強をする事は出来る程キャンバス地の厚みが有りません。もちろん厚くなれば出来るのですがそれでは外観の雰囲気が壊れてしまいます。
そこでピンを3ヶ所にしてその3ヶ所をつなげて補強したらどうだろうかと・・・。
おまけにピンでは軽いキャンバス地が浮いてしまうから前からスライドさせて引っ掛ける様にしたらどうだろうか?と考えたの昨日自宅に帰ってから昨日のブログを画像無しで書いている時でした。
補強の金具をボディの定位置にセットしておいて半分開けた状態のキャンバス地をエポキシ接着剤で接着しております。浮かない様にマスキングテープで押さえて位置関係を調整しております。


接着剤が硬化するまでしばらくピンセットの話題です。
今まで私は結構な数のピンセットを使っていましたが一つとして通販で買った物は有りませんでした。
ピンセットで物をつかんだ感覚が試したかったのでハンズのピンセット売り場で実際に確認してから買っていました。
今まで使っていた先の細いストレートな物(タミヤ製)の先の部分がいよいよ弱って来ましたので新しい物を買う事に致しましたがハンズまで出掛けている時間が私には無かったのでアマゾンの通販で買ってみました。
買ったのは比較的皆さんの評判の良いDumont2INOXというタイプです、まあ買ったばかりなので使ってみないとわからないのですが持ったl感じはまずまずかな!?タミヤ製の方がずっしりと重い感じがしますが少し重くまた硬過ぎて物をつかんだ時の感覚がつかみ難い感じがします。
Dumontは軽く少し先が弱そうな感じがしますがどうでしょうね~。
先が硬いと撓りが無いのでピンと飛ばし難いですが感覚をつかみ難く力の入れ具合が解り難いですね・・・この所は使ってみる間にわかって来る事なのでしょう。


やっと接着剤が硬化しました・・・さて如何でしょうか!?
画像の様にキャンバス地の裏側に固定用のステーが接着してあります、この部分はキャンバス地の裏になりますので開けたフロントのドアの部分から覗かない限り見えないと思います。
本来は全く補強がない物が理想なのですが補強が無いとお客様の所に行ってから壊れてしまうと残念ですからね。


取り付けてみるとこんな感じです。
画像は上下を反対にして落ちない、ズレない事を確認中です(笑)
まわりの風景からボディが上下反対になっている事がわかりますね。


今度はクローズド状態の物を何とかしなければなりません。
丁寧な擦り合わせと同じ様な金具を使って同じ様に留めるというのが理想ですね。
つまり余分な穴を開けないという事です。


金具を定位置にセットしておいてまた接着します。浮くとみっともないのでマスキングテープで押さえるのも先の物と同じです。
うまくいくのか確認はきちんと接着剤が硬化しなければなりませんから明日になりますね。
さてどうでしょう?
成功ならこの2日間のトンネルを脱出かな~!?
毎日更新するというのはなかなか大変な事でして一日中制作しても前に進まない事も有ります。
また何ヶ月も掛かって作っても認めて頂けない事も有ります、そんな日は
『まあ、こんな日も有るさ』と思う事にしております。
あせっても仕方ない事ですからね~、ゆっくりいきましょう。


本日は進展無しです・・・

2012-06-24 21:52:18 | Heinkelキャビンクルーザー
本日もいくつかルーフの試作をしてみましたが、オープンとクローズドのルーフを同じ構造で留めるのはなかなか難しいですね。
オープン状態なら前から後ろにスライドさせて留める事で何とかなるのですがクローズドの時は前縁と後ろ縁が下側に下がった形状なのでスライドさせる事が出来ないのです。
少しキャンバス地に力をかけてスライドさせるとキャンバスに無理な力がかかってキャンバス地の寿命が短くなる様な気がしますし・・・やっぱり難しいね~。
少しスライドを緩くしておくとキャンバス地が浮いてしまいますしね~。
本日は試作に明け暮れておりましてコレだという結論に達しなかった為画像は有りません。

まだ迷っています(笑)

2012-06-23 23:26:17 | Heinkelキャビンクルーザー
ルーフの差し替え脱着式ですがまだまだ迷っています。
スケールそのままでコクピットの中も外観も犠牲にしないように作る事を考えていましたが余りにも繊細で耐久性や精度を考えるとどこかを犠牲にしなければならない様ですね。
ドアを開閉式にしないのなら幌の内側のディティールを犠牲にして作る事になりますが、この車はフロント側のドアがことのほか大きく開きますので中が丸見えになるのです。
でも外観を犠牲にするのは本末転倒ですしね~。
これは困りましたね。
こんな場合どうしても脱着式にするなら内側を犠牲にしないと巧くいかないですね。
いくつか試作に明け暮れた1日でした。
ルーフの開口部に2枚の洋白帯金をハンダ付けいたしました。
中央側の物は実車にも有る物でして幌の折り返し部分をボディに取り付ける為についている様です。


この訳のわからない部品は明日説明致しましょう。


肝心な部分でカメラの電池が無くなってしまいましてこれ以降は画像を撮る事が出来ませんでした。
明日は仕切り直しになるかもしれませんが・・・。

今日は進まなかったですね~まあこんな日も有るか・・・。

2012-06-22 19:24:15 | Heinkelキャビンクルーザー
昨日は屋根に穴を開けてしまいましたが問題が出て来ました。
模型の場合は屋根がメタル製ですから厚みが1.5mm程有るのです。つまり穴を開けてしまうとその厚みがもろに見えてしまう訳です。
これは結構不自然でしてましてその下側に補強の真鍮線まで入れてある物ですからかなり厚く見えてしまいます。
またレースカーじゃないのでロールバーが有るみたいに見えてしまい一層不自然!
屋根をカットすると強度が無くなるので補強をしたつもりだったのですがこれでは元も子もないです。
仕方ないから真鍮製の補強をこの部分だけ取り外しました・・・でも、これだけでは屋根が厚いのは変わりませんね・・・。
F-1のディフューザーならエッジだけ薄くしておけばそれなりに見えるのですが、この車の場合はサイドウインドが有りますので斜めに削る訳にもいかず・・・。


しかも実車のこの部分は細目のパイプに直接鉄板を巻いた様な構造ですからここはエッジが無くて丸いのです。
なのでこんな感じに整形してみました強度は最低限しか無いけど不細工なのは困りますから・・・。
これくらいなら雰囲気を壊さないでまとめられるかもしれません。


畳んだ幌を乗せてみました。
畳んだ物が良いのか広げてルーフにしたものが良いのか難しい所ですが私は中身が見やすい畳んだ物が良いかな~。
差し替えが出来ると一番良いのですが・・・。


畳んだ幌にフレームを作ってみました。
実にシンプルな構造でパタンと前に倒してロックをすれば取り付け完了という感じですね。


本日は考えている時間が長く実際に作業が進まなかったですね~。
まあこんな事も有ります・・・(笑)

ルーフのキャンバスが出来ましたので・・・。

2012-06-21 15:04:00 | Heinkelキャビンクルーザー
昨日は定休日だったので家内と二人で出雲市平田町に有る椿屋さんというCafeに行って来ました。
仕事柄!?休日には何か参考になる物は無いかと色々なCafeなど(当然レストランや食堂と言われる物も有ります)に出掛けてゆく事も多いのですが今回は私的に言えば三ツ星ですね。
色々なお店に行くと「なるほど~!」と感心する事も有りますし「これはちょっとな~」と感じる事も有ります。
前回のお店は「ちょっとな~』でしたが今回は「なるほど~!」でしたね。

まず場所は私の所と同じ位わかり難い所で国道からのアクセスは看板も何も無い・・・(笑)
駐車場に「椿屋」の看板が有りますのでそれとわかるのです。
外観は普通の民家でどうやら奥様のおじいさんのご自宅だった所を改装してCafeにされた様です。
奥様が厨房でご主人がフロアーの担当という風に仕事を分けていらっしゃいます。
お昼には少し早い時間だったのですが目的のランチは可能という事で日替わりのランチをお願い致しました。
サラダ、前菜、スープ、メイン、デザート、ドリンクとコース料理的なサービス方法でしたね。
どの料理も奥様の手作りでしかも素材をしっかり吟味してあります。
冷凍食品は一品も使っていなくて真面目にしっかりと考えて調理してありました、それがお客様に伝わって来る美味しいランチでした。

お休み中の話はこれくらいにしておいて制作に戻ります。
ハインケルのルーフが完成致しましたので、屋根にかぶせてみております。
こんな感じです。


次は屋根に穴を開けました、開けてしまわないと前に進めませんが、屋根を切ってしまうともう元には戻れませんからちょっと怖いですね。
また開けたら開けたで問題が見えて来ました。
メタルボディの厚みが気になるのです・・・何らかの対応をしないといけませんね~。


ルーフの開口部はもっと大きいのですが全部を切り取って良いのか迷っておりまして取り敢えず2/3程切っています。
そこに作ったルーフを乗せてみましたがFRPなので半透明で透けて見えていますね。


2枚作ったキャンバス地を一つは半分にカット致しました。
これは折り畳んだ姿の物を作る為ですが硬い物なのでカットしないと半分に折り畳めないのです。


半分に折り畳ん状態になる様にカットしたキャンバス地を接着致しました。


そのままではまっぷたつになっていますので曲がった部分を作る為にティッシュを接着致しましていかにも折れ曲がった様に致します。
片側づつ接着剤でキャンバス地に接着致します。


こんな感じになる様に致します



瞬間接着剤でティッシュを幌本体に接着してからFRP樹脂を含ませて形を整えますと完成ですね。