踊る小児科医のblog

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あずきばっとう(あずきばっと)によるボツリヌス菌食中毒 現時点でのまとめ

2012年04月06日 | こども・小児科
八戸の郷土料理「あずきばっと」(宮古では「あずきばっとう」)がこんな形で注目されてしまった。ボツリヌス菌食中毒などというのは一生お目にかかりたくない代物ですが。twitterに書いたものをまとめておきます。最後に書いたように、1)回収したものから検出されたのか、2)混入・汚染経路、3)夫婦の容態や治療、の3点が気にかかりますが、全てが解明されるとは限りません。「あずきばっと」そのものが危険だということでは決してなく、ボツリヌス菌食中毒自体が非常に稀なもので、感染症ではありませんので人から人への感染はありません。

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2012年03月27日

ボツリヌス菌で問題になっている「あずきばっとう」は、八戸では「あずきばっと」。「ばっと」は小麦粉料理や蕎麦などの「はっと」のこと。法度が由来だと思っていたが、ほうとう、薄飩(はっとん)などの説もあるようだ。実は、あずきばっと食べたことがない。ボツリヌス菌については別に。
posted at 18:06:14

2012年03月28日

「あずきばっとう(あずきばっと)」とボツリヌス菌。ボツリヌス菌は厄介な相手。これまで飯寿司(いずし=ハタハタなど)、辛子蓮根、缶詰・瓶詰食品、はちみつ(乳児)などが知られていたが、
posted at 17:12:46

この場合、麺かあんこかと言われればパックしたあんこの方だろう。しかし、食品からボツリヌス毒素が検出されたという情報はない。続報を待ちたい。
posted at 17:13:05

「あんこ」では同じく毒素を出す黄色ブドウ球菌が知られているが、ボツリヌス菌は調べても出てこないようだ。1)嫌気性菌である、2)芽胞は高温でも死なない、という条件には合う。
posted at 17:13:29

横浜市のサイトが詳しい ボツリヌス症について http://t.co/w5asr2En 米国におけるボツリヌス菌による食中毒の事例 http://t.co/jQ3zhSKv
posted at 17:13:44

ボツリヌス症(厚生労働省) http://t.co/mP7vQRFi
posted at 17:14:05

菌が食品に混入した原因について、製造業者は「500個ぐらい自主回収したが、ほかでは検出していない。心当たりがなく、困っている」 「あずきばっとう」ボツリヌス菌中毒―真空パックが危ない? : J-CAST http://t.co/yfcNYd2q @jcast_newsさんから
posted at 17:20:51

「残った食品から菌が検出され、ボツリヌス食中毒と判明」ということは、この夫婦のものだけから検出され、その他の回収した分からは出てない(or 未検出)ということか 47NEWS http://t.co/EAK5ckXg
posted at 17:25:23

2012年03月29日

写真みてなかった。麺と餡は一緒にパックされているんだ。 →あずき食品で夫婦食中毒 http://t.co/fy9lkUsV 宮古市ハニー食品あずきばっとう(佐々木建設ブログ)http://t.co/6cHcPb52
posted at 11:53:31

2012年04月05日

あずきばっとう(あずきばっと)によるボツリヌス菌食中毒の件はその後の情報がない。知りたいことは1)回収したものから検出されたのか。2)混入・汚染経路。3)夫婦の容態や治療。2)は難しいかも。感染症情報センターのIASRに掲載されるはず。http://t.co/3XWAcbq8
posted at 18:04:59

RT @imamura_kansen: 3/24に発生したボツリヌス食中毒。原因食品を自主回収中。手元に「あずきばっとう」(賞味期限2/21-4/23)がある方は食べないで返品してください。島根県・薬事衛生課からの発表内容はこちら→ http://t.co/YdGUs81Q
posted at 23:38:22

ボツリヌス・・・記憶の中でそっといてほしかった http://t.co/M1tVbuMN
posted at 23:40:40

『小澤征爾さんと、音楽について話をする』(小澤征爾×村上春樹)で語られたレコード

2012年04月06日 | ART / CULTURE
第一回
 グールド/バーンスタイン/ニューヨーク・フィル ブラームス・ピアノ協奏曲第1番 1962年カーネギー・ホール
 ベートーヴェン・ピアノ協奏曲第3番
  グールド/カラヤン/ベルリン・フィル 1957年
  グールド/バーンスタイン/ニューヨーク・フィル 1959年
  ゼルキン/バーンスタイン/ニューヨーク・フィル 1964年
  インマゼール(フォルテピアノ)/ワルター/ターフェルムジーク・バロック管弦楽団 1996年
  ゼルキン/小澤征爾 1982年
  内田光子/ザンデルリンク

第二回
 小澤征爾/サイトウ・キネン ブラームス・交響曲第1番 カーネギー・ホール 2010年

第三回
 ピーター・ゼルキン/小澤征爾/シカゴ交響楽団 バルトーク・ピアノ協奏曲第1番・第3番 1965年
 ストラヴィンスキー『春の祭典』
  小澤征爾/シカゴ交響楽団 1968年
  小澤征爾/ボストン交響楽団 1978年頃
 ベルリオーズ『幻想交響曲』
  小澤征爾/トロント交響楽団 1966年
  小澤征爾/ボストン交響楽団 1973年
  小澤征爾/サイトウ・キネン 1978年 DVD

第四回
 マーラー・交響曲第1番『巨人』
  小澤征爾/ボストン交響楽団 1977年
  小澤征爾/ボストン交響楽団 1987年
  小澤征爾/サイトウ・キネン 2008年 DVD
  (本文中には2000年と書かれているが誤植か)

第五回
 カルロス・クライバー/スカラ座/ミレラ・フレーニ プッチーニ『ラ・ボエーム』 1981年日本 音源なし

スイスの小さな町で 「小澤征爾スイス国際音楽アカデミー」の課題曲
 ハイドン・弦楽四重奏曲 第75番 作品76の1
 スメタナ・弦楽四重奏曲 第1番「我が生涯より」
 ラヴェル・弦楽四重奏曲
 ヤナーチェック・弦楽四重奏曲 第1番「クロイツェル・ソナタ」
 シューベルト・弦楽四重奏曲 第13番「ロザムンデ」
 ベートーベン・弦楽四重奏曲 第6番
 ベートーベン・弦楽四重奏曲 第13番
 メンデルスゾーン・弦楽八重奏曲

藤波心さんからのビデオメッセージ さようなら原発・核燃3.11青森県民集会 (2012年3月11日)

2012年04月06日 | 東日本大震災・原発事故
藤波心さんからのビデオメッセージ → さようなら原発・核燃3.11青森県民集会HP

さようなら原発・核燃3.11青森県民集会にご参加のみなさん、こんにちは藤波心です。
日本はいま歴史上、大変な危機に直面しています。
この狭い国土に、この地震の多い国土に、気がついたら54基もの原発を建ててしまっていた。
これは繁栄の象徴でも何でもなくただの時限爆弾のようなものです。
もしまたどこかで大地震が起きて別の原発が爆発するようなことがあったら今度こそ日本は終わってしまうと思います。
いつ爆発するかわからない爆弾と一緒に生活するなんて私は絶対にイヤです。
日本が先進国の仲間入りをして世界をリードするにはこの道しかないと勝手に思っていた。
いやそう思い込まされていたのです。
日本の発展、経済発展のためにスーツを着て涼しい顔をして日本を破滅へ追いやる人がいます。
実は日本の最大の敵は日本人の中にいるということが私は残念でなりません。
日本滅亡のカウントダウンはもうすでに始まっています。
でもそのことを多くの国民は全く気づいていません。
もう私たちの国土に、第二の福島をつくっては絶対にいけません。
私たちは原発によって支えられていたのではなく、何も知らない私たちが原発を支えていたのだと思います。
私たちは今こそ立ち上がらなければいけません。
みなさん、一人一人の力は大きな力に変わると思います。
子どもたちの明るい未来、そして日本の未来を守って下さい。
宜しくお願いします。

それでは「ふるさと」を歌います。

兎追いし かの山
小鮒釣りし かの川
夢は今もめぐりて
忘れがたき ふるさと

如何にいます 父母
恙無しや友垣
雨に風につけても
思い出ずる ふるさと

こころざしを果たして
いつの日にか帰らん
山はあおきふるさと
水は清きふるさと

ありがとうございました。

『プロメテウスの罠』SPEEDI隠し関連の記載 抜き書き

2012年04月06日 | 東日本大震災・原発事故
『プロメテウスの罠 明かされなかった福島原発事故の真実』(朝日新聞特別報道部)の「全く生かされなかったSPEEDIのシステム」より、SPEEDI隠し関連の記載を抜き書きしてみました。

文部科学省:渡辺格「放出量がわからないときに単位放出のSPEEDIで情報を流すという点ではマニュアル通り」。配布先:一部の省庁と原子力安全委員会、福島県、現地対策本部。海江田と枝野は3/20までSPEEDIを知らなかったと国会答弁。

保安院緊急時対応センター(ERC)も独自予測。3/11 21:12(3/12 3:30に2号機ベントの予測)、3/12 1:12(同時刻に1号機ベント)、3/16までに45回173枚の独自予測。文部科学省より精度は高い。1・2回目の予測図のみ官邸に。43回167枚はERC内で止まっていた。

現地対策本部機能せず。保安院ERC、避難区域案づくり、原子力安全技術センターに注文、SPEEDI予測。官邸はERCと別に避難案。21:12、1回目の予測図。21:23、首相、同心円状の避難指示(3km避難、10km屋内退避)。ERC、避難区域案づくりをやめる。避難指示:3/12 5:44 10km、18:25 20kmに。

政府「放出された放射能量が不明だったのでSPEEDI予測はそもそも役に立たなかった」。ERCがSPEEDIを使って避難区域案をつくろうとしたことは伏せられた。

10/31、菅直人「おれの目の前に保安院のトップがいたんだよ」、『プロメテウスの罠』を読んで驚愕。保安院長・寺坂との間で重要な会話が成立していなかった。3/11午後6時以降、原子力安全委員会に文部科学省のSPEEDI予測図が1時間毎に届き始めていたが、斑目は官邸に届ける手だてを取らなかった。

2012/3/3に報道された「2011/3/15の会議で文部科学相ら政務三役や文科省幹部が協議し「一般にはとても公表できない内容と判断」と記した内部文書が作成」という事実との関連を伺わせる記載はない。2012/4/3報道の「3/15世界版SPEEDI、ヨウ素10兆ベクレル試算未公表」も同じ会議か?