踊る小児科医のblog

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広瀬隆講演会「福島・原発・憲法! 今、私達が知るべきこと」(9月22日・八戸市総合福祉会館)

2013年08月29日 | 東日本大震災・原発事故
#9/21青森の翌日に八戸でも講演会開催が決まったようです。主催者から案内が送られてきたのでこちらにも掲載しておきます。

広瀬隆講演会

「福島・原発・憲法!
今、私達が知るべきこと」

日 時:2013年9月22日(日)13時30分~16時
場 所:八戸市総合福祉会館「はちふくプラザ ねじょう」
多目的ホール(八戸市根城 TEL 0178-47-1651)
講 師:広瀬 隆氏(ノンフィクション作家)
入場無料

福島原発震災から3年目の今も、事故の全容はつかめておらず、破壊された原発は未だに膨大な放射能を空に海にタレ流し続けています。
福島県では15万人もの原発難民が故郷に帰ることができず、それまでの親子、夫婦、友人、知人等の絆はズタズタに引き裂かれてしまいました。
そのうえ原発被災者への賠償・保障は不十分極まりなく、健康やくらし等先々の見通しもほとんど立っていません。
先の衆議院選で自民党政権が復帰し、『原発ゼロの見直し』と『原発再稼働』を声高に叫び、これまで自分達が進めてきた原発推進の顛末である福島事故への反省は微塵も窺えません。
そして、今日まで日本の平和と繁栄の礎となってきた憲法さえも変えようとしています。
本当にこのままでいいのでしょうか?
私たちは今こそ、福島現地の状況、事故を起こした原発の脅威、そして人権と平和について、一緒に考えてみようではありませんか。

※青森市に於ける広瀬さん講演会のお知らせ
 9月21日(土)午後5時~・ねぶたの家ワラッセ(青森駅近く)。入場無料です。

JTに騙されているのに気がつかない 「喫煙率と肺がん死亡者数のウソ」のウソ 何度でも騙され続ける人たち

2013年08月29日 | 禁煙・防煙
こういう低レベルの詭弁(ウソ)に騙されているのにも気づかず「頭悪すぎw」などというコメントを寄越してくる輩が後を絶たない。
(当ブログに載せる意味のないコメントなので公開してません)
どうも武田邦彦のトンデモ本も「騙されやすい人たち」と親和性があるらしい。

「喫煙率が下がっているのに肺がん死亡者数は増え続けている」
だからタバコが原因ではないと…



得意気にこんなグラフを持ち出してくるわけだ。。
阿呆らしくていちいち反論する気にもなれないのだが、子どもたち教えているこの「タバコ病の流行モデル」をご覧あれ。一目瞭然。



喫煙率が下がり始めてから死亡率が下がり始めるまで30年かかる。
これが世界各国で実証されている事実。
日本はまだ死亡率がピークに達していない「第3期」の段階だと説明してきた。
こんなことも知らない。調べようともしない。

ところで、このグラフは「死亡率」、上記の肺がんのグラフは「死亡者数」であることに注目を。
死亡者数と死亡率はパラレルではありません。
年齢構成が変化して高齢化率が高まると、死亡率が下がっていても死亡者数は増加するという現象が起こる。
これを補正するために「年齢調整死亡率」という指標が使われる。

最近発表されたデータによると、



男性の肺がん年齢調整死亡率は1990年代後半をピークに下がり始めている。
ちょうど1970年頃のタバコ消費本数のピークから25年以上経過。

これが厳然たる事実。
貴方、騙されてたでしょ。
もしくは、知っていて嘘・詭弁を書き散らかしていたか。

原発神話にだまされていた
神国日本は必ず勝つと教え込まれてだまされていた
何度でも何度でもだまされ続ける

そんな人たちを、ある意味ではうらやましいとは思うが

NHK青森記者への回答「青森県喫煙率全国一の原因」 来なかった再質問

2013年08月29日 | 禁煙・防煙
2週間ほど前に、NHK青森の某記者から問い合わせがあり、

// 青森県が全国一の喫煙率に至った経緯は何だとお考えでしょうか?
// 私は第一として「青森県が喫煙に対して寛容な社会」があると思います。

という質問があったので、以下のメールで回答しました。
案の定というか、再度の問い合わせはありませんでした。
(メールで回答したことへのお礼すらなかった)

NHK青森は世界禁煙デーのときに、青森県タバコ問題懇談会にも取材しておきながら「喫煙率を下げる有効な方策はみつかっていない」などというあり得ないトンデモ特集を流した前科があります。

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ご連絡ありがとうございます。
ちょっと時間が取れません。
また、マスコミの方にはこれまで時間をかけて対応したこともあったのですが、徒労に帰することが多く、下記にも書きましたがメディアの問題も追及しているところです。
ご挨拶は抜きにして単刀直入にお答えしますが、失礼等あるかもしれません。

「喫煙に対して寛容な社会」というのは、それはそうなのですが、それでは同じ現象を右から見てるのと左から見ている程度の違いで、裏側にすら達していません。
喫煙に寛容な社会だから喫煙率が高い
喫煙率が高いから喫煙に寛容
同じ文章を入れ替えただけの話で何も解決しません。

表面的な特集をつくって形だけ整えて、表面だけなでて終わるだけならそれでもいいかもしれません。

その元の問題をとらえて、どうするかを青森県タバコ問題懇談会でこの10年間活動し提言し、申し入れや請願・陳情なども行ってきました。

もし深く根本まで掘り下げるつもりであれば、以下をお読みいただいた上で再度質問するなり、場合によっては時間を取って対応することも可能です。
(ただ、上記のように予めストーリーをつくって、それに沿った取材をして終りという人が多いので、期待はしてませんが)

青森県タバコ問題懇談会
http://aaa.umin.jp/

この2年間の禁煙デーの報道発表資料です。まずこれをお読み下さい。
県庁で記者配布しているからNHKも受理しているはずです。

報道発表資料
平成25年(2013年)5月31日
2013年世界禁煙デー(5月31日)にあたって
タバコ会社の広告・販促・後援協賛活動の包括的禁止法制定を
真実を伝えずにタバコマネーにすがり続けるメディア
法律・通知を守らずに喫煙室を設置し続ける青森県議会
http://ameblo.jp/aomori-aa/entry-11539079063.html

平成24年(2012年)5月31日
2012年世界禁煙デー(5月31日)にあたって
受動喫煙防止条例の制定は急務 行政・政治の不作為は深刻
青森県はWHOタバコ規制枠組み条約(FCTC)違反の受動喫煙放置状態にあります
http://ameblo.jp/aomori-aa/entry-11264360292.html

今年の禁煙デー記念フォーラムで発表した内容です。
ここにもポイントが書かれています。

「2025年に喫煙率ゼロ」は日本でも達成可能(その1)医師2022年、成人2025-34年、政府目標12%はまやかし
2013年06月06日
http://blog.goo.ne.jp/kuba_clinic/e/fc11d87f9ee41839768b407f18c57912

「2025年に喫煙率ゼロ」は日本でも達成可能(その2)未成年2019年、『最後の喫煙者』は青森県の女性か
http://blog.goo.ne.jp/kuba_clinic/e/33f27ff041dba166bfac836c186808f1

一つには、県民の知識・教養や情報リテラシーの低さなども考えられます。
ここに書いてませんが、喫煙は教育レベルや所得と負の相関があります。
要するに、低学歴で収入の少ない人程喫煙率が高い。

ただし、それでは青森県民が馬鹿だからという結論になりかねませんが、上記の高校生の喫煙率は激減しています。
きちんと情報を伝えて、規制を強化すれば、効果は出る。

要するに、やることをやっていない。
行政、政治を筆頭に。

最短命県で、喫煙率が高ければ、全国のどこよりも喫煙規制を強めて、喫煙率低下に取り組まなければならない。
現状は全く逆。
タクシーも県庁舎の禁煙化も、全国や東北でビリになりそうになってあわてて実施しただけ。

世界で最も喫煙規制の緩い国、日本(これは比喩ではない)の中で、
更に青森県が最も緩い。

政官学財メディアの構造的問題がある。
原発・核燃と同じ。
命よりマネー

県政界のドンの大島理森が何をしてきたかも追及し糾弾してきました。

大島氏のタバコ税増税妨害運動に厳重抗議
2008年12月07日
大島理森議員は選良としてタバコ税増税妨害運動を即刻中止すべき
衆議院議員(青森3区選出) 大島 理森 殿
http://blog.goo.ne.jp/kuba_clinic/e/2f3980e89624eec9e07aa4c6026c6b5f


消費税よりタバコ税:タバコ増税反対の候補を医師は支持すべきでない
2009年08月08日
http://blog.goo.ne.jp/kuba_clinic/e/4889af4df5760712fd177f0fcd3117b9

こんなことをちゃんと取り上げる気があるのであれば、再度ご連絡下さい。