踊る小児科医のblog

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EUでタバコ広告を全面的に禁止

2005年07月29日 | 禁煙・防煙
下記のようなニュースですが、全加盟国一斉のスタートではないことに加えて、「映画、看板、宣伝用グッズを使った広告は対象外」といった抜け道は用意されているようです。どうして看板なんて許すわけ? 例外をどうやって選んだのかわかりませんが、結構な抜け道になりそうでちょっと心配です。

いずれにせよ、日本のはるか先を行くEUのタバコ規制対策の波は、1~2年以内には日本にも押し寄せてくることになるでしょう。

たばこ広告 F1・ラジオ・新聞はダメ EUが規制強化
 新聞やラジオなどでのたばこ広告を全面的に禁止する法律が、欧州連合(EU)内で三十一日から施行される。国際的な文化・スポーツ行事も対象で、自動車レースのF1で車のボディーを彩るたばこ広告も姿を消すことになる。
 この法律は、二〇〇三年に成立した「たばこ広告指令」。EU域内で新聞、雑誌などの印刷物、ラジオ、インターネットでのたばこ広告が禁止されるほか、たばこ会社が国際的な文化・スポーツ行事のスポンサーになることも認められなくなる。ただし、映画、看板、宣伝用グッズを使った広告は対象外。テレビ広告は一九九〇年代初めに禁止済み。
 欧州委員会によると、たばこに関連する疾患での死者はEU内で毎年約六十五万人。世界銀行の調査によると、広告を禁止すれば、たばこの普及が7%低下するとされており、今回の法律施行で毎年数千人の命が救われる可能性があるとみている。
 EU加盟各国は指令に基づき国内法の整備を求められているが、法整備の状況を欧州委に報告したのは半数に満たない十二カ国。広告規制強化でEU全体の足並みがそろったとは言えず、法律の浸透には時間がかかりそうだ。

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1 コメント

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日本の新聞報道の惨状 (くば)
2005-07-29 16:48:22
それに比べて、こんなニュースをJTの御用宣伝機関に成り下がって喜々として伝える通信社・新聞社のレベルを見よ。EUとの、この落差の激しさ。あなた方は、こんな事を紙面に載せて恥ずかしくないのか。知識と認識の欠如、倫理観の甚だしい不足。いくら申し入れしても聞こうとしない旧態依然とした組織。お役所のことを笑ったり非難したり出来ない。何と嘆かわしいことか。



2005年7月29日(金)

F1たばこ、免税店で 日本たばこが発売

 日本たばこ産業は、スポンサーを務めるルノーF1チームのレーシングカーをあしらった特別デザインの「マイルドセブン」を成田、羽田、関西、中部、福岡の国際空港内出国ロビーの免税店で8月1日から発売する。10パック入り1カートン1700円。2カートン買うとF1チーム公認Tシャツがもらえる。6万カートンの限定販売。

(共同通信社)

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