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福島は「最終処分場」県外搬出を法制化して宮城や栃木からの搬入は拒否

2014年12月14日 | 東日本大震災・原発事故
ほとんどの人が問題にしてないし、選挙の争点にも全く上がらないけど、
私が「日本は本当にダメな国なんだ」と何度目(何十度目?)かに思ったのがこれ。

栃木や宮城で「最終処分場」を福島の高汚染地域に戻せと主張している極々当たり前の議論を、NIMBYの地域エゴみたいに切り捨ててるけど、

その肝腎の福島県では、
「最終処分場を県外に」という法律が、解散間際のドサクサで可決し(もしかしたら全党一致だったのかも=よく知りません)、栃木や宮城とは桁違いの容量と線量の除染廃棄物が、30年後に、どこか暖かく迎えてくれる「県外」に搬出されることが決まってます。
当然「青森じゃない」わけはありません。

ちなみに、その除染廃棄物ってのは、(少なくとも栃木や宮城のレベルでは)、福島の除染廃棄物は勿論、これから出てくる廃炉廃棄物やメルトダウンしたデブリなんかとは、桁が何桁も違うほど低いシロモノ。同じ「最終処分場」という言葉を使うこと自体が間違い。
(だから栃木や宮城で受け入れろと言っているのではありません。福島の【人が戻れない】原発隣接の高汚染地域に戻すのが当然)

どう考えてもあり得ないことを「福島の復興支援」だとして推し進める政府、議会、マスコミ。
解決不能の禍根を30年後の子孫に押し付けてなんとも思わない福島県民。日本国民。
当然、青森県民も含まれます。
誰が後世の子孫に言い訳できますか。

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