踊る小児科医のblog

青森県八戸市 くば小児科クリニック 感染症 予防接種 禁煙 核燃・原発

インフルエンザ今週も横ばい 11人/週(第10週3/5-3/11) B型>A型に 八戸

2012年03月10日 | こども・小児科
3週前から 9 - 13 - 11人と、警報解除ラインの10人を挟んでほぼ横ばいの状態が続いています。全体としては静かでほぼ下火の状況ですが、今週は初めてB型がA型を上回りました。中には先月A型、今月B型と2回かかった子もいます。

さようなら原発・さようなら核燃3.11青森県民集会&ウォーク 3月11日 山本太郎氏&鎌田慧氏

2012年03月09日 | 東日本大震災・原発事故
「さようなら原発・さようなら核燃 3.11 青森県民集会」
2012年3月11日(日) 集会&ウォーク
場所:青森市文化会館・大ホール
時間:12:30 開場
 加藤登紀子さんコンサート
 (福島集会よりネットにて同時中継)
 藤波心さん(タレント)からのビデオレター
13:30 開会
スペシャルトーク:
山本太郎さん(俳優)
鎌田慧さん(ルポライター・ノンフィクション作家)
「30年間、反原発を訴えて」
リレートーク:(県内外の方から取り組みや思いを語って頂きます)
 1.大間原発訴訟の会・大場一雄さん(函館市)
 2.あさこハウス・小笠原厚子さん(青森県大間町)
 3.青森県農業者政治連盟委員長 鳴海清彦さん(青森県)
 4.花とハーブの里・菊川慶子さん(青森県六ヶ所村)
 5.豊かな三陸の海を守る会事務局長・菅野和夫さん(岩手県)
 6.福島県保険医協会事務局長・菅原浩哉さん(福島県)
 7.「真宗大谷派・僧侶」と「福島こども保養基金代表」・結柴依子さん(秋田県)
 8.郡山から青森へ避難された鈴木昌平さん(青森県在住)
14:46 震災追悼式
15:00 ウォーク
文化会館から新町通り、県庁までを大行進します(お手製のプラカードなど宣伝物の持ち込みOKです)

主催:さようなら原発・核燃 3.11青森県民集会実行委員会
事務局:青森市松原1‐2‐12 青森県保険医協会館内
TEL:017-722-5483/FAX:017-744-1326/

http://www.ahk.gr.jp/sayonara-genpatsu/1000action/

3.11さようなら原発青森県集会 3月10日 13:30 豊田直巳氏 ←明日

2012年03月09日 | 東日本大震災・原発事故
「3.11 さようなら原発青森県集会」
2012年3月10日(土) 講演会
時間:13:30~16:00
場所:青森市文化会館・大会議室
講師:豊田直巳さん(フォトジャーナリスト)
テーマ:「イラク・チェルノブイリ・福島」
主催:さようなら原発青森県実行委員会

http://www.ahk.gr.jp/sayonara-genpatsu/1000action/

三陸のタラの放射性物質:10月~2月まとめ 子どもにはお勧めしません

2012年03月08日 | 東日本大震災・原発事故
韓国に輸出したタラで「97・9ベクレル<微量の>放射性物質が検出」とのニュースが流れていますが、三陸沿岸のタラでは秋から同じくらい高い検査結果が出ています。目の前に売っているタラのどれが高くてどれが大丈夫か(※)見分けがつかないので、子どもにはタラはお勧めしません。

※どこまでなら大丈夫ということは言えないのですが、大人10、子ども5ベクレル/kg未満が1つの目安(我慢値)かと考えています。暫定基準値の500はもちろん、新基準値の大人100・乳児50ベクレル/kgも高すぎます。

「タラは高いよ」と言ってもほとんどの人は知らないようなので、これまでtwitterに書いたものをまとめてみます。いずれも公表されているデータです。

2012年03月08日(木)
八戸港のタラ:非検出~20Bq/kg http://t.co/cTmUpsDS タラは海の底の方にいるらしい
posted at 16:58:42

タラ97・9ベクレル「微量の放射性物質が検出」←どこが微量だ。やっぱりタラはダメ。どこのタラか書いてないが見分けがつかないので子どもにはダメと判断。となるとタラコもか。。 【放射能漏れ】放射性物質の検出例増加 韓国で日本産水産物 http://t.co/5nTDiSxg
posted at 16:36:05

2012年02月16日(木)
やっぱりタラが高い。久慈、釜石、陸前高田。子どもには三陸のタラは食べさせない方が良いと思う。 →岩手県 - 水産物の放射性物質の調査結果について(2月第1週分) http://t.co/8yUdxrWu @pref_iwateさんから
posted at 11:20:26

2011年11月21日(月)
タラ:三沢沖85、六ヶ所沖87Bq/kg。これはダメ。 RT @HachinoheCity: [HP更新] 水産物の放射性物質検査結果(11月21日更新) http://bit.ly/ydWmOe 八戸漁港で水揚げされた水産物について、放射性物質の検査結果をお知らせします。
posted at 16:04:30

2011年10月01日(土)
宮古のブリ105、洋野町のタラ82ベクレル/kg。この数字は見たくなかった。 食品中の放射性物質の検査結果(第206報)http://t.co/QRQ548On
posted at 10:46:31

お子さんのBCG接種痕を確認してみましょう 15個以上? 正しい位置? 正常な反応と異常な反応

2012年03月08日 | 予防接種
BCGの接種部位は上腕外(伸)側のほぼ中央(三角筋下端)部に行うことが定められています
http://www.jata.or.jp/rit/rj/bcg0308.htm
 ↓
図(引用)

お子さんの接種痕の位置を確かめてみて下さい。一部の医療機関で、かなり前の方に接種していたり、三角筋(肩の筋肉)の部位に接種してたり、斜めに接種しているところまであり、大変気になります。

BCGの接種痕は大人になれば殆どわかりませんが、小児期には針痕がかなり目立つので、全18個を残して免疫をつけるのが目標であるのは当然として、2カ所を綺麗に並べて接種するよう気をつけたいものです。(針痕は平均15個以上なら問題ないとされていますが最低でも16個は欲しいところ)

また、BCG接種痕は大きくなると成長につれて2カ所の間が離れて来るので、近くなりすぎないように注意しながら、スタンプ(管針)の外側の輪っかを少し重ねるようにして接種すると綺麗に並びます。(これは公的には書かれてはいませんが個人的に工夫しているところ)

正常の反応

BCG接種痕で問題になるのは2つ。正常の反応は接種後4週頃~2ケ月位にかけて、赤く腫れて、一部が膿疱(うみのようなもの)になり、かさぶたになって、はがれる。このときにかき潰したりかさぶたをはいだりしないことが大事。普通に洗っても構わない。手で優しく。

異常な反応

結核に罹ったことのある人にBCGを接種すると、接種後3日~10日以内に赤く腫れたりが膿疱(うみのようなもの)になる反応が起こる場合がある(コッホ現象)ので、早期に出た場合には接種した医療機関に受診して確かめる必要がある。私は今までに経験していない。今の3-5M児への接種でコッホ現象がみられる可能性は限りなく小さい。経過をみて数日で治まるようなら心配ない。

SPEEDIなんて知らなかったとしても国民は守れた A級戦犯はマスコミ 知っていたのに隠蔽した 

2012年03月07日 | 東日本大震災・原発事故
SPEEDIなんて知らなかったとしても国民は守れた(当然トップは知っているべき=知っているはず=だったが)。もしSPEEDIの情報が無くても、アメダスの風向き情報を1時間毎に画面に出して連呼すれば良いだけの話。気象庁もメディアも意図的に行わなかった。

私も当時はSPEEDIの存在を知らなかったが、独仏と同様のシミュレーションを出せるはずだとは思っていた。3/13に停電から回復してネットが繋がってから、ブログに何度も風向きのことを書いた。アメダスの画像も貼付けた。残念ながら誰の役にも立たなかったが。

3/13-3/17のブログを見直してみると、内部被曝、風向き、ヨウ素、3/15の関東汚染、御用学者、メルトダウン、原発10機放棄(広瀬隆氏)などマスコミが何ケ月も経ってから騒ぎ立てたようなことを書き連ねていた。自慢ではなく、素人でもわかるのだからメディアも政府も当然知っていた。

(3/13)内部被爆と飛行機での放射線とは全く違う/風向きに注意 福島原発放射性物質/原発震災:子どもにトロロ昆布を http://blog.goo.ne.jp/kuba_clinic/d/20110313

(3/14)原発爆発 情報は→原子力資料情報室 http://blog.goo.ne.jp/kuba_clinic/d/20110314

(3/16)食料、ガソリンを被災地に 犠牲者をこれ以上増やさないで/なぜ原発事故は平気で新型インフルで大騒ぎ http://blog.goo.ne.jp/kuba_clinic/d/20110316

(3/17)信じちゃダメ 専門家の「安全です」 風向きに注意/「破局は避けられるか」広瀬隆氏 http://blog.goo.ne.jp/kuba_clinic/d/20110317

「アリバイ証明」は嫌いな言葉。言い訳でしかない。「本当は反対だったんだ。その証拠はここに」と、、3.11以前の自らの反核燃・脱原発への態度がその程度のものだった。今またその状態に戻りつつあるのを自覚している。署名も300名分集めたし今度の3.11には青森の集会にも参加する予定だが。

今が戦前と違うのは、曲がりなりにも言論の自由があること。しかし、震災直後の大本営報道から今も続く福島放射能安全キャンペーンをみると、言論の自由はあっても使わなければ同じことだと実感。

(知っていなければいけない立場の人が)知らないこと自体が罪悪と言えるが、知っているのに何もしないことはもっと罪が深い。一番はメディア。真実を明らかにし危険性を伝える立場にありながら、政府と一体化して情報を隠蔽し大本営発表を繰り返した。

もしメディアがメルトダウンや放射能大量放出・拡散の事実を知らなかったとしたらジャーナリズム失格だが、知っていたのに報道しなかったのであれば犯罪と言える。

同じ論理はあなたにも私にもあてはまる。子どもたちや将来の世代に対して責任は無いと言い切れますか? 原発の危険性について知らなかったのは罪だと言えるが(35歳以上は)、知っていて何もしなかった、あるいは中途半端な事しかできなかったことはもっと罪が深い。一億総懺悔とは意味が違う。まだ戦いの最中だ。

「落ち込んでいる→何もする気になれない→怒っている」のサイクルを繰り返しながら残りの半生を過ごしたくない。

八戸市医師会・三師会(HKN)の災害情報システムへの提言 スマートフォン全員装備 すぐに出来ることから

2012年03月06日 | 東日本大震災・原発事故
以下は、昨年の東日本大震災で八戸市医師会の会員間・医療機関の間の連絡機能が途絶したときから1年を経過しても情報システムに何一つ新たな取り組みがみられていない現状に対し、(担当委員ではありませんが)一会員として提言したものです。
どうも即刻却下されたような気配ですが…(^^;)
三師会というのは、医師会・歯科医師会・薬剤師会(順不同)のことで、何だかお坊さんが首を揃えて集まっているようなエラそうな響きがありますね。。
HKNは何の略だったか。。Hは八戸、Nはネットワーク、Kは健康医療情報だとのこと。
 八戸市健康医療情報ネットワーク
 http://www.hachinohe.aomori.med.or.jp/
三師会だけでなく、八戸市も加わったものですが、どの程度機能しているのか会員にもよくわかりません。

■ 提言
1)会員全員がiPhoneなどのスマートフォンを使って複数(可能な範囲で多く)の連絡システムを普段から利用可能な状態にしておく
2)ラジオからの情報強化:BeFMを用いた災害時の医療情報配信
3)災害時の医療情報拠点の指定・整備

■ 前提
1)今日明日にも、東日本大震災以上の災害が起こることを想定
 太平洋青森沖や釧路沖の過去の大地震・津波が明らかになってきている
  → 明日起きるか、数十年後になるかはわからないが
 青森沖は東日本大震災後の震源空白域になっている
 八戸では、東日本大震災以上の地震と津波を想定
  新井田川からあふれると医師会事務局や市民病院、
  消防本部、ヘリポートが被害を受ける可能性も
2)すぐに出来る対策と中長期的な対策を分けて考える

■ 現状:東日本大震災では
情報システムが電話、FAX、MLしかなく、停電で全て使用不能になった

■ 無線 →基幹病院、医師会、急病診療所、自治体やメディア等で活用すべきと思うが、一般の開業医全員が装備して情報インフラにする可能性はない

■ すぐにできる対策:携帯→スマートフォンへの乗り換え
ほぼ全員が所有している携帯電話の活用
iPhoneなどのスマートフォンの災害時における有用性が明らかになっている
(単に連絡手段としてだけでなく)
携帯→スマートフォンへの乗り換えは殆ど費用がかからずにすぐにでも可能
 費用等は各自負担。医師会の持ち出しはなし
基地局の停電対策等も1年前からはかなり進んでいる(らしい)
携帯電話(音声)、携帯メール(imodeを含む)は繋がらないことを前提とする
基地局のアンテナが立っている限り、インターネットに直接入って活用する

twitterとSkypeが震災時にアクセス可能だった件について、ユーザー数との兼ね合いであると指摘しているが、twitterとSkype以外にも、現在数多くの通信手段が無料で利用可能となっている。

twitter 事前にフォローしあっておくと1対多→1対多のコミュニケーションが可能
Skype ビデオ、音声、グループチャット
FaceBook グループチャット
LINE 音声、グループチャット
Viber 音声、グループチャット
ナカマップ GPS位置情報、グループチャット
地域SNS:八戸市運営「はちみーつ」 専用コミュニティ設置 震災時は活用されなかった
iMessage(iPhone同士のSMS) グループチャット、開封確認可能
SMS 個人間なら繋がる可能性が高いが
Gmail 携帯メールが使えない状況で震災時も利用可能だった
(この他にもいろいろあるようですが省略します)

災害時にどれが繋がるかはその時になってみないとわからない。
事前に数多くのシステムを、できるだけ多くの会員が参加して試験的に運用し、使いやすく有用性の高いものから順番をつけておく。
災害時にその順にアクセスして、繋がるものがあれば使う。
単純に考えて、現状ではこれしかないと思うのだが。

■ 急病診療所に無線LANインターネット回線を
急病診療所に自家発電が配備されたようで、停電時にも繋がる可能性が高くなった。
急病診療所を災害時の医療情報拠点の1つにする。
無線LANを1階と2階で接続可能にする。
(これまでも何度か日誌に書いて要望したのですが返事がなかった)

■ スマートフォンへの乗り換えは困難? 使いこなすのが難しい?
「iPhoneなどのスマートフォン」と書いたのは、この点に大きな誤解があると思ったから。
iPhone以外のスマートフォン=Androidは使ったことがないが、
 難しさ iPhone < 携帯(ガラケー) < Android
ではないかと思われる。
私は普通の携帯が難しくて使えなかった。
iPhoneも最初の設定はお店でやってもらえる。
Androidでも使える人なら問題ないが、機種やOSバージョンの複雑さ、使い勝手や反応性の悪さなど、一般会員に勧めるには難がある(と思われる)。
すぐに使えるシステムを作りたいならiPhone利用を原則にするのが一番簡単で確実。
(iPhone同士ならiMessageが簡単に使える)
導入サポートが必要な場合は業者に有料で依頼(各自負担)。
しかし、八戸市医師会で実現するとも思えない。書いてみただけ。

■ iPhoneとAndroid(続き)
iPhoneの弱点はワンセグが使えないこと(これが震災時には大きかった)
 → 外付けのワンセグチューナーを購入
おサイフ携帯などの機能は不要
iPhoneはパソコン(Mac, Win)が必要、AndroidはPCなしで使える
 → 検査配信PCにiTunesを入れれば問題ない
Androidは上記の他に、Googleによる個人情報管理の問題が浮上
スマートフォンのマルウェア(ウイルスなど)は殆ど全てAndroid

■ 情報、サーバーの分散、バックアップ
医師会サーバに集中して運用するのは危険
どこがやられるかわからない
 八戸かもしれないし東京かもしれない
 バックアップした先がダメになる可能性も
各医療機関でもレセコンや電子カルテのバックアップが課題だが

■ BeFMの活用
携帯基地局が死んだらラジオしかない
昨年の震災時にBeFMにも何度かチューニングしたが、役立つ情報はほとんど何もなかった(短時間ずつ聞いた限りでは)
開局時に、無線の活用をうたっていたはず
必要な場合は、医師会や基幹病院から人が直接移動するなどして、定期的に情報を流すシステムを事前に準備しておく

■ 人が移動する
昨年の震災時、3.11の夜に街まで降りて家族親戚の安否確認をした際に、医師会にも寄ってみたが、照明はついていたけど鍵がかかっていて誰もいなかった。
結局、3.13に停電が解消されるまで医療関係の情報は入手できなかった。
震災後にガソリン不足対策として自転車(ママチャリ)を購入
遅いが一番確実なのは人が移動すること
 地区毎の災害時医療情報拠点を決めておく
 医師会、急病診療所、3病院や中規模病院、市役所や支所など
 各拠点に無線や自家発電を配備

青森県の死亡率 男女ともワースト1 グラフ化で一目瞭然 男性は突出 高い喫煙率や児童の肥満傾向が背景

2012年03月05日 | 禁煙・防煙
メディア各社がやってくれないから自分でグラフ化してみましたが、「青森県の男がいかに死にやすいか」が一目瞭然で実感できるはずです。ただ数字で「人口10万人あたりの死亡率は男性662・4人(全国平均544・3人)、女性304・3人(同274・9人)」と言われてもピンと来ないかと思いますが。


本日の東奥日報夕刊に中路先生の連載が掲載されていますが、こちらの平均寿命も男女とも最下位(2005年)。このデータだと2010年も間違いなく最下位になるでしょう。

<元データ>
都道府県別にみた死亡の状況 -平成22年都道府県別年齢調整死亡率-(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/other/10sibou/

<報道>
死亡率 男女とも最悪 人口10万人あたり 全国平均大きく上回る
 厚生労働省が1日発表した2010年の都道府県別の年齢調整死亡率で、本県の人口10万人あたりの死亡率は男女とも最悪だった。男性は662・4人(全国平均544・3人)、女性は304・3人(同274・9人)で、全国平均を大きく上回った。男性は3回連続、死因別でも心疾患など7部門で最悪となるなど、これまで以上に改善が迫られる結果となった。
 男性が最悪になるのは、2000年調査から3回連続で、女性は05年調査では栃木に続くワースト2位だったが、今回は全国で唯一300人を超えて最悪になった。最も死亡率が低かった長野県と比べると、女性が55・5人、男性は185・1人も多かった。
 17種類ある死因別では、男性は肺がん、大腸がん、悪性新生物(すべてのがん)、心疾患、肺炎、腎不全、糖尿病で最悪となり、5分野で最悪だった前回よりも悪化した。脳血管疾患、脳梗塞、自殺でも同2位だった。女性も大腸がんで最悪を記録したほか、肺がん、心疾患、急性心筋梗塞などでワースト10位以内に入った。
 県は栄養・食生活や自殺予防対策、アルコールなど9分野での取り組むべき施策を記した「健康あおもり21」を01年に策定し、死亡率の改善に努めているが、高止まりしている背景には、男性全国最悪、女性がワースト2位(2010年)という高い喫煙率や、児童の肥満傾向があるとみられる。県幹部は「これまで以上の努力をしないとなかなか汚名は返上できない」と話す。
 新年度予算案でも、がん医療機関や患者の体験などを紹介する情報サイトを新たに運営するための新規事業費を計上しており、引き続き対策に努める考えだ。

インフルエンザ微増 13人/第9週(2/27-3/4) 一部の小中学校で流行 八戸市

2012年03月03日 | こども・小児科
先週まで 1 - 1 - 16 - 52 - 39 - 18 - 21 - 9 人/週と減少してきましたが、今週は少し増えて13人になりました。これは、地域の小中学校で遅れて流行が発生したためで、流行の後半にみられる局地的な変動による波と考えられます。グラフの傾向をみると、八戸市より1週、青森県より2週早いペースで上下しているように見て取れます。



以前にも書いたように、今年は流行のムラがかなりあるようなので、まだ同じように学校や園などで遅れた流行がみられる可能性はあります。

先週まで2週連続で検出されていたB型は今週はゼロでした。A/H1N1 2009(2009年当時の新型)は当院では今シーズンゼロが続いています。

なお、インフルエンザの注意報、警報は、
・注意報
  定点あたり患者数が10名を超えた場合に発令、
  10名を下回った場合に解除
・警報
  定点あたり患者数が30名を超えた場合に発令、
  10名を下回った場合に解除
となっていて、警報と注意報の解除基準は同じです。

インフルエンザ流行レベルマップ(厚生労働省)
https://hasseidoko.mhlw.go.jp/Hasseidoko/Levelmap/flu/index.html
警報・注意報発生システムとは
https://hasseidoko.mhlw.go.jp/Hasseidoko/Levelmap/flu/guide.html

日本医師会「受動喫煙ゼロ宣言」~子どもたちを受動喫煙から守るために~

2012年03月02日 | 禁煙・防煙
      日本医師会「受動喫煙ゼロ宣言」
    ~子どもたちを受動喫煙から守るために~

                        平成 24年 2月 29日
                        社団法人日本医師会

 喫煙は、肺がんをはじめとするさまざまながんだけでなく、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、脳卒中や心筋梗塞など、多くの疾患の要因となります。
 他の先進諸国に比べ、喫煙率の高いわが国において、喫煙率の低下、受動喫煙の防止は、国民の健康を守るための喫緊の課題であると認識しています。

 日本医師会は喫煙による健康被害から国民を守ることを目的に、平成 15年 3月「禁煙推進に関する日本医師会宣言」(禁煙日医宣言)を公表しました。
 また、医師自らが範を示すことの重要性に鑑み、平成 12年に「日本医師会員喫煙意識調査」を実施いたしました。以後調査名を「日本医師会員の喫煙とその関連要因に関する調査」とし、4年毎に継続的に実施し、医師に対する禁煙の啓発を行ってまいりました。そして、平成 13年 7月に日本医師会館の全館禁煙を、平成 23年 1月に敷地内全面禁煙を実施するとともに、平成 20年 9月に「禁煙に関する声明文」を発表しています。
 さらに、たばこの健康被害を減少させるための禁煙、受動喫煙防止のためのさまざまな提言を採択した世界医師会の「タバコとタバコ製品による健康被害に関するWMA声明」(1988年採択,2011年修正)、アジア大洋州医師会連合「アジア大洋州地域におけるたばこ規制に関するCMAAO宣言」(2011年採択)に、日本医師会は深く関わりこれを支持しました。

 一方、わが国は「たばこの規制に関する世界保健機関(WHO)枠組条約(FCTC)」の締約国となっているにも関わらず、完全履行を果たせていないのが現状です。
 いま政府は、職場の全面禁煙、空間分煙を事業者に義務づけることで受動喫煙防止対策の強化を目指しています。このような施策が速やかに実行されることを願うものです。
 このような状況のなか、今般、厚生労働省が示した「がん対策推進基本計画」(素案)において、平成 34(2022)年度までに禁煙希望者が禁煙することにより成人喫煙率を 12.2%とする数値目標を明記したことについては、日本医師会として一定の評価をするものです。

 しかし、喫煙は喫煙者本人のみでなく、周囲の非喫煙者にも受動喫煙というかたちで害を及ぼすことから、日本医師会は、受動喫煙から非喫煙者を守るために、ここに「受動喫煙ゼロ宣言」を行い、以下の取り組みを進めていきます。

1.妊婦や乳幼児の家庭内での受動喫煙の防止を推進します。
2.学校保健の場を通じて、児童・生徒にたばこの有害性などについての健康教育を推進します。
3.医師をはじめとしたすべての医療関係者の喫煙率ゼロを目指します。
4.すべての医療機関の敷地内全面禁煙を推進します。
5.公共的施設の敷地内全面禁煙を国や自治体に働きかけます。
6.健診や日常診療の機会に禁煙教育の徹底を図ります。

2012.02.29 日本医師会「受動喫煙ゼロ宣言」について【定例記者会見資料】PDF

女性宮家問題 天皇家の子どもの人権と幸せ 「雅子様ご懐妊の兆し」報道 タイ米「不味くて食えん」騒動

2012年03月01日 | NEWS / TOPICS
「天皇制を何としても未来永劫<絶対に>存続させる」ということが前提条件になっているため、無理難題、話がこじれてどうしようもなくなっている。誰も生まれてくる子の幸せ、若い皇族の幸せを最優先に考えるなどということはしない。考慮しない。この程度のことを書くのですらタブーになっている。

女性宮家問題では保守政治家に期待している。この問題はまとまりっこない。女系天皇が認められなければ皇位継承者は先細りになり、そのまま自然消滅することを願っている。(ゆうとくんが結婚して男の子をいっぱい生めば話は変わるがその頃のことまでは関知しない)

私は天皇制に反対だが明日すぐに無くなれば良いと思ってるわけでもない(←現在の天皇家は支持している。理由は後述)。反対の理由はただ一つ。天皇家の赤ちゃんには基本的人権が無い。子どもらしい自由な生活もない。選挙権も被選挙権もない。職業選択の自由もない。政治的発言もできない。自由な結婚も出来ない。そんな子を生みたいと思うか。

一番最初に激怒したのは「雅子様ご懐妊の兆し」報道。1999年12月。結果は流産だった。殆どの方は愛子ちゃん出生の陰で忘れているのではないかと思うが。http://www.kuba.gr.jp/bbs/room1/BBS_MSG_991210202055.html

この国が滅びるだろうと予感したのは細川内閣時代の2つの事件。1つは冷害大凶作で飢饉の恐れがあり、お願いしてタイ米を輸入したら「不味くて食えない」と大騒ぎになった件。もう1つは、政治改革と称して小選挙区制を深夜の与野党党首(それも細川・河野というまともな政治家)の談合で決めたこと。

それまでも戦前の軍部とか戦後の金権政治家とか、公害だとかバブル崩壊だとか、腐りきった側面は子どもの頃から知っていたが、それでも日本人と日本という国家は優秀で、勤勉で、苦難を乗り越えて更に上っていくという幻想があった。幻想だと知った。タバコ問題と原発・核燃の問題を知っていくうちに、滅びの予感は確信とあきらめに至った。

(皇室の問題に戻る)私たちの世代は天皇家とほぼ同じ年代なので、共感できる部分も少なくない。今上天皇の戦争に対する真摯な態度と平和主義的な発言は大変有り難く感じる。皇太子バッシングが激しいようだが、宮内庁、メディア、世間の目から妻と娘を守ろうという夫として父親としての意思を感じる。

女性宮家は女性皇族が結婚適齢期にさしかかったから喫緊の課題なのだという。前からわかりきっていたことなのに。皇室のお姫様たちには、自由に恋をして結婚してほしい(逃げ切って)。「女性宮家問題が解決するまで結婚することまかりならぬ」などという事態にならないうちに(もうなってるかも)。後出しジャンケンでジジイに制度を変られて生き方を縛られるなんて、あり得ないこと。

(訂正)悠仁親王は「ひさひと」と読むとのこと。何となく「ゆうと」だと思っていた。すみません間違えて。いろいろ書いてるけどあまり関心がないもので。。でも家族は「ゆうちゃん」「ゆうゆう」と呼んでるようだし。。