熊本熊的日常

日常生活についての雑記

住み心地

2006年06月02日 | Weblog
どのような場所に住むか、どのような家に住むかというのは、住み心地を左右する大きな要素だと思う。

いわゆる高級住宅街と呼ばれる地域があり、スラム街のような場所もある。金融機関の信用調査のチェック項目のひとつに住所があるのではないか。地域毎に平均的な所得水準の格差があるのは事実だろう。戸建てと集合住宅の差もあるだろう。都心の一等地は別として、一定の土地を一戸で占有するのか複数で占有するのかで、一戸あたりの負担に違いがあるのは単純な算術である。

家の造りや間取りも考えなければならない。セキュリティが完備されている集合住宅がよいのか、その場と一体となった開放的な住宅がよいのか、生活スタイルと好みによって選択されるのだろう。

しかし、住み心地の基本は、関係性の問題であるような気がする。一緒に住む相手との関係や隣近所との関係が良好でなければ、どれほど高級とされる場所に住んでいようと、どれほど考え抜かれた間取りの家に住んでいようと、住み心地は悪いだろう。住所や家屋は自分で選ぶことができる。関係の軸になるのは他ならぬ自分自身だ。関係を変えるには、まず自分を変えなければならない。これは容易ではない。