熊本熊的日常

日常生活についての雑記

ギネスのアイス

2006年08月04日 | Weblog
友人の友人が白金でカジュアルフレンチのレストランでシェフをやっている。ラストオーダーが午前1時なので、夜勤の私が仕事帰りに立ち寄ることもできる。今日は立ち寄って来た。

昨年12月オープンで知名度が低いせいもあり、人通りのあまりない場所ということもあり、予約なしでふらりと訪れても問題なく席がある。しかし、今日は金曜の夜であるせいか、「ブルータス」に載ったりして知名度が上昇したせいか、少し混んでいた。そんなことはどうでもよい。

要するに、知名度は低いがおいしいのである。今日は「8月の限定メニュー」というコースを頂いた。プロバンスがテーマなのだそうだ。

スタートは冷製ラタトィユ。いきなり旨い。野菜はそれほど好きではないが、それでも旨い。ズッキーニや玉葱に火を通すことで野菜が持つ旨味を引き出し、それを冷やすことで旨味を定着させた、という感じである。トマトのジュレに和えてあるのだが、この相性も抜群。

次が手長海老と夏野菜のサラダ。ソースがすばらしい。

メインはフォアグラのソテーとオリーブのリゾット。不味いはずがない。

もうひとつメインはラムのグリエ。ラムは万人受けする食材ではないが、私は好きである。

そして、デザートにナッツのタルト、ギネスアイス添え。あのギネスビールを使って作ったアイスクリームなのである。タルトはともかく、このギネスのアイスは独創的だ。「へぇー、ギネスをアイスにするとこうなるんだぁ。へぇー」という感想。旨いのだが、味を云々する以前に、このアイディアを評価したい。夏と言えばビール、夏と言えばアイスクリーム、それならビールのアイス、というわけでもないだろうが、これは食べたほうがいい。ギネスのアイス。

ごちそうさまでした。

ちなみに、この店のシェフとソムリエが交代でブログを書いている。愉快なブログである。
http://ameblo.jp/truffles/