熊本熊的日常

日常生活についての雑記

道具に縋る

2010年07月09日 | Weblog
この週末に性懲りもなくタッチラグビーの試合に出場する。先月に左脚がたいへんなことになってしまったので、今回は運動にふさわしい靴を履くことにした。とは言え、何を履いたらよいのかわからないので、まずはスポーツシューズを扱っている店に赴くことにした。ところが、運動などしたことがないので、これもどこへ行ったらよいのかわからない。とりあえず行きつけの百貨店へ行ってみた。百貨店というところは、ブランド毎に売り場を構えているので、これもどこへ行くのがよいのかわからない。一通り回ってみてから、ナイキのコーナーで近くにいた店員さんに尋ねてみた。

「あの、タッチラグビーってご存知ですか?」
「さぁ」
「ラグビーの簡便なやつで、芝生のグランドでやるんですけど」
「はぁ」
「そういう場合、どういう靴を履いたらいいんですかねぇ?」
「芝ですと、普通のランニングシューズでも大丈夫かとは思いますが、濡れていたりすると、やはりサッカーシューズのようなグリップの強いもののほうがよろしいかと思います。」
「ここにありますか?」
「商品としてはありますが、この売り場では扱っていないので、別のメーカーさんのコーナーに行かれるとよろしいかと思います。ここでは、そこのアディダスさんと、むこうのミズノさんで扱いがあると思います。」

なんと、その店員さんはミズノの売り場へ案内してくれた。百貨店も少しは変わったらしい。で、ミズノの売り場で同じ会話が始まる。やはりその店員さんもタッチラグビーはご存じないのだが、どのようなグランドを使うのかとか、どのような動作があるものか、というようなことを説明すると、やはりサッカーシューズを薦めてくれた。それで、サッカーシューズの棚から選ぶことになった。

個別の商品について、あれこれと素朴な疑問を投げかけたら、ひとつひとつ丁寧に回答してくれて、その結果、樹脂のスパイクがついた表革が天然皮革のものを購入した。

今度の試合は全部で4試合、各試合10分程度の予定である。試合前の準備運動もあるが、午前中だけで終わる予定だ。こう書くと、たいした運動量には思われない。しかし、前回は本当に辛い思いをしたのである。その所為で6月は運動らしい運動をすることができず、プールにも一度も入ることなく過ぎてしまった。果たして、靴を換えるだけでどれほどの効果があるものなのか。大いに注目するところだ。ユニホームを作り、靴も揃え、それでも身体が思うようにならないのであれば、競技からは潔く足を洗い、木工か陶芸でマネキンでも作って、それにユニホームなどを着せて飾っておこくことにしよう。