熊本熊的日常

日常生活についての雑記

梅酒

2014年07月05日 | Weblog

今日は客を迎えることになっていたので、朝、先月仕込んだ梅酒を開けて飲んでみた。まだ瓶の底に少し砂糖が残っているが、ちゃんと梅酒になっていた。客に出しても大丈夫な味だったので、飲んでいただいた。黒砂糖が奏功したのか、思いの外旨い。しかし、やはりまだ味が若い。飲み頃までにはあと一月か二月くらいかかるのではないだろうか。

1人で暮らしている頃は家に人が訪ねてくるということは殆ど無かったが、昨年に結婚してからは妻の親族友人知人がたまに訪ねてくるようになった。客を迎えるというのは嬉しいことで、そういうときに自分で拵えたもので歓迎できると生活が健全に機能していると実感できる。器、そこに盛る料理、梅酒。食後に昨年のCOEだったブルンジの豆を挽いてハンドドリップで落とし、お土産に頂いたケーキを頬張る。

昔なら自分で作ったもので客をもてなすのは当たり前のことだったはず。それがいつのまにか既製品の組み合わせになり、やがて家を行き来するという習慣が廃れてしまった。いくら通信が便利になって遠くにいてもいつでも言葉を交わせるようになったとはいえ、直接対面するのに勝る付き合いはない。時代の流れに無理矢理逆らうのは賢いやりかたではないが、自分でできる範囲で自分の生活というものを造りたいものである。