先日、世田谷美術館でジャポニズム展を観たときにショップにアダチが出店を出していた。そこに出ていた北斎の「桔梗に蜻蛉」がよかったので、家に帰ってからネットで注文した。以前にアダチの賛助会員だった関係で今でも時々割引クーポンが送られてくるのである。私は「朝顔に雨蛙」もいいと思ったのだが、「蛙はだめ」と妻に却下されてしまった。その「桔梗に蜻蛉」が今日届いたので、さっそく玄関に飾った。
今まで玄関には自分が撮った写真を自分が作った額に収めて飾っていたのだが、そういう才能に恵まれていないのでいまひとつな感じが抜けなかった。「枯れ木も山の賑わい」などとも言うので、それでも掛けておいたのだが、妻からはことあるごとに玄関の額をなんとかしろと言われるし、4月に指物師である義弟が訪ねてきたときには見るに見かねたのか「額つくりましょうか」と言われる始末。これでようやく玄関の平穏が得られた、となればいいのだが。