アマゾンで予約していた映画DVD「アメリア」が今日届きました。
リンドバーグの僅か5年後、女性飛行家として世界で初めて大西洋の単独横断飛行に成功したアメリア・イヤハートの実話映画です。
早速、我が家の100インチホームシアターで観ました。 昨年の秋に公開された時に見逃したので、これが初めての鑑賞です。
主演はヒラリー・スワンクですが、これがご本人にとてもよく似ています。
共演はリチャード・ギアとユアン・マクレガーで俳優陣としては文句なしです。
子供の頃の描写は最初のワンカットだけで、成人して飛行家になったところから物語はスタートします。最後の世界一周挑戦と過去の数々の挑戦や私生活が交互にテンポ良く描かれていて、話はドンドン進んでいきますが、演技がしっかりしているので、軽薄な感じはありません。
彼女の色々な活動を、もう少し描きこんでも良かったかなぁ・・・という気もします。
さて、この映画のもうひとつの主人公は、やはり「飛行機と飛行シーン」です。
最初の大西洋横断のフォッカーF.Ⅶ、単独での大西洋横断のロッキード・ベガ、世界一周のロッキード・エレクトラなど、実際の機体にかなり忠実に再現されていて、たっぷりと拝めます。
その他にもタイガーモスなんかも登場します。
現用の全金属製の複葉機が登場するのはちょっと驚きましたが、まぁ仕方ないでしょう。
実話映画なので、最後は南太平洋上で消息を絶ってしまうという悲しい結末ですが、必要以上に悲劇的な表現ではなく、サラっとした表現で終わらせているのも良いと感じました。
レンタルも開始されていると思いますので、飛行機好きの方だけではなく、お勧めの1本です。