昨年6月の道東旅行(散々な結果でした)以来、家内と一緒に1年振りに2泊3日の旅行に行ってきました。
曇りでヒンヤリした日もありましたが、幸い雨に降られることは無く、最終日は晴天でした。
今回はお気楽な「団体パックツアー」で、添乗員さんに言われるがままに付いていくだけ・・・というやつです。
初日は7時前に自宅を出発し、新横浜から新幹線のぞみ号に乗り、京都まで。
京都から大型観光バスに乗り換えて、先ずは最初の目的地「竹田城」へ向かいます。
車中でお弁当の昼食を摂り、昼過ぎに竹田城へ到着です。
竹田城・・・「天空の城」とか「日本のマチュピチュ」とか言われて近年有名になった城跡です。
1443年に山名氏によって築城され、1600年に廃城となった、正に戦国時代真っただ中の山城です。
標高353mの山頂に天守台を中心として三方の尾根沿いに城郭が巡らされ、山の斜面に掘られた堀切や竪堀
で防御するという作りになっています。
今は天守も櫓も残っていないので往時の姿は想像するしかありませんが、かなり立派な城だったのではないかと想像されます。
下の写真が全景ですが、隣の山から見たもので私が撮った物ではありません。
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パンフレットはクリックすると大きな画像が見られます。
それにしても、この険しい山頂まで大きな石や材木をどうやって運び上げたのでしょうか?
大変な作業だったでしょうね。
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バスで山の中腹まで行き、そこから先は城郭跡まで25分くらい掛かって徒歩で登ります。
途中結構キツイ坂道や階段がありますからお年寄りには辛いかもしれません。
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登りきると北千畳という広い場所に出ます。
そこから櫓などが建っていたであろう石垣の間を歩いて天守台へ向かいます。
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これが天守台です。
1辺が10m程のほぼ正方形で、私の勝手な想像では3層程度の天守があったのではないかと・・・。
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下の写真は天守台から城下の街を見下ろしたものです。
山の東側に扇型に城下町が広がり、当然のことですが山に向かって真っすぐには近付けない道路付けになっています。
山の麓には寺や神社が集まっていて、城主や家老たちの普段の住まいもその辺りにあったようです。
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(絵図はクリックすると大きく表示されます)
天守台を南側から観た景色です。
天守台の南側には「南千畳」という広いスペースが広がっています。
ここは正門の内側にあたると思われますので、又もや私の勝手な想像では、ここに本丸御殿があったのではないかと・・・。
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南千畳から城の南側を見た景色です。
城跡のパノラマです。
城跡からの景色のパノラマです。
2時間程、城跡を観た後、バスに1時間程乗って、1日目の宿泊地「城崎温泉」に向かいます。
夕方4時過ぎに城崎温泉到着。
城崎温泉は志賀直哉の小説「城の崎にて」で有名ですが、各旅館は規模が小さく、風呂は小さなもの(数名でしか浸かれないような浴槽)しか備わっていません。
その代わり温泉街に「七つの外湯」があり、それぞれ特徴があって、旅館の宿泊客は無料で七つの外湯に入れるようになっています。
歴史のある旅館も多く、桂小五郎が隠遁した宿などもあります。
ツアー客40余名は3軒の宿に分かれての宿泊になりましたが、私達が泊ったのは「まつや」という老舗旅館で城崎温泉のど真ん中、一の湯と大谷川(本当はPCでは変換できない難しい字です)を挟んで対面です。
(旅館のパンフレットはクリックすると大きくなります)
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対面の一の湯です。
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左端に写っている大きな橋が温泉街の中心で、この橋から観た景色が下の写真です。
城崎温泉と言えば、この写真ですよね。
夕食まで十分に時間があったので、浴衣に着替えて早速外湯めぐりに出かけました。
先ずは鴻の湯へ行き庭園露天風呂を楽しんだ後、御所の湯(下の写真)へ行って大きな滝の流れる露天風呂を楽しみました。
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3軒目は宿の対面の一の湯で、ここには大きな洞窟風呂があります。
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温泉街は浴衣姿の観光客、特に欧米系の外国人が多く見られました。
旅館の夕食です。
ツアー客用のメニューだと思います。
これに天ぷらと一人用の鍋が付きました。
夕食の後は、もう一度外に出て、4件目のまんだらの湯へ行きました。
ここは檜の桶で出来た露天風呂があり、空いていたので貸切状態で堪能できました。
昔懐かしい「温泉街の遊技場」も健在です。
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宿泊した「まつや旅館」の夜の景色です。
浴衣姿の人が歩いています。いかにも温泉街の夜の風情です。
これで1日目が終了です。
結局七つの外湯のうち、1軒はお休みで、私達が回れたのは4軒でした。
充分です。