拙ブログにいつもコメントを下さるモデラーさんが、地元で毎年9月に個展を開かれているので、見学してきました。
作品を拝見することも勿論ですが、実は私もいつかはプラモデルの個展を開いてみたいという夢(実現できるかどうか全く判りませんが・・・)があるので、その時のための勉強をさせていただくことを主目的にお邪魔したので「見学」と書かせていただいた次第です。
会場は浅間山に近い有名避暑地のメインストリートの中程にある観光会館の2階の展示室です。
開催期間は1週間で、年に1回9月の連休時期に開催されていて、今年が3回目です。
会館前の商店街です。(写真をクリックすると大きな画像が出ます)
連休初日の朝の10時頃なのでまだ人通りは少ないです。
レトロな雰囲気の風格のある観光会館の建物です。
1階の展示室(野生動物の剥製などが展示されている)観光会館の模型がありました。
中に入ると緩やかにカーブした階段があり、これを登ったところで個展が開かれていました。
階段の登り口に小さな看板とビラが貼られているのがお判りいただけますでしょうか。
個展会場の全景です。
10坪くらいの展示場に180cmの長机が2個と90cmの机が8個くらい並んで、その上に50点の作品が展示されています。
全ての作品は色紙の上に展示され、作品カードが付いていて、ゆったりと綺麗に展示されていました。
50点という展示数はマニアの方にはちょっと物足りない感じがするかもしれませんが、観光の道すがら立ち寄った方にはちょうど良い点数のように思えました。
また、展示や撤収をお一人で行われているとのことなので、その面からもこのくらいが限度なのだと思いました。
観光地のメインストリートの真ん中という好立地と連休ということも重なって、来場者数はかなり多く、2回目の昨年は1週間の開催期間トータルで600名の来場者があったそうです。(凄い!)
今年も初日は平日にも拘わらず50名程の来場者があったそうです。
作品のジャンルは飛行機がメインではありますが、非常に幅広く、AFV・車・バイク・たまごヒコーキ・スターウォーズ・潜水艦まで、ほぼ全てのジャンルに跨っています。
昭和レトロの家のペーパークラフト模型や、綺麗に組み上げられたミニ四駆もありました。
これは来場者がモデラーよりも観光客が多いことを考えて、そういう人が飽きないようにすることも考えられてのことです。
こういう配慮も勉強になりました。
作品は基本的にストレート組みですが、どれも非常に丁寧に製作され、組み立てや塗装の基本的な技術の高さと熟練度が伺えるものばかりです。
50点全てをご紹介することはできませんが、私の印象に残った作品を中心に御紹介させていただきます。(写真をクリックすると大きな画像が出ます)
珍しいアオシマ1/72のFW189です。
これも珍しいフジミ1/48のBf109Gです。
スポット迷彩はエアブラシの直吹きです。
プラッツ1/72のピッツレーサーです。
全長10cmに満たない小さなキットですが、凄く綺麗に仕上がっています。
童友社1/72の九六式艦戦です。
凄くシャープな仕上がりです。
サイバーホビー1/200のYB-49フライング・ウィングです。
銀塗装は黒立ち上げではないそうですが、細かいメリハリもあって非常に美しい仕上がりです。
レベルノンスケールのミレニアムファルコン初期型
塗装済のイージースナップキットに墨入れとドライブラシを施されているようです。
直径10cm程の小さなキットですが素晴らしい出来映えです。
隣の写真はパッケージです。
同じくミレニアムファルコンのメタルキットで、これは更に小さいです。
隣の写真はパッケージです。
AFVのフィギュアも素晴らしい仕上がりです。
装甲車両の機銃の弾倉も薬莢と弾丸部分が丁寧に塗り分けられていました。
アオシマ1/72のTBジェットモグラです。
塗装が素晴らしい作品です。
ドリルとサイドのキャタピラがちゃんと動きます。
アリイ1/32のトヨペットクラウンのパトカーです。
他にもホンダのN360もありました。
1/24のメルセデスベンツのレーサーです。
エンジンの配管が凄くリアルに丁寧に作り込まれています。
銀塗装も美しいです。
童友社ノンスケールのメカニカル・バタフライ
レオナルド・ダ・ビンチシリーズの中のひとつだそうです。
真鍮のステー以外は全て塗装済のプラパーツです。
ちゃんと可動します。
ペーパークラフトキットの昭和レトロ建物です。
全部で3種類展示されていました。
その他にも素晴らしい作品が沢山・・・
今回、見学させていただいたお蔭で、個展のイメージがかなり具体的になりました。
自分が開くとしたらどんな感じになるだろうかということも、具体的に想像できるようになりました。
【今回の見学で学んだこと】
・会場選びが非常に重要
・作品は出し過ぎないこと
・展示は綺麗に、ゆったりと
・作品のジャンルが偏らないようにすること
・誰もが観て楽しめることが大切
・連休やイベントに絡めて、期間はある程度長くとる などなど・・・。