昨年11月末から製作を続けていたフジミ1/24のフォードGT40、ル・マン24時間耐久レースシリーズ3台がようやく全て完成しました。(GT40の「40」というのは車高が40インチ(1016mm)であることからきている俗称で、正式にはフォードGT Mk.ナンチャラです。)
これで旧作も合わせると、1966年の1ー2ー3フィニッシュ3台、68年の優勝車、69年の優勝車の合計5台が完成しました。(67年はフォードGTマークIVが優勝したのでGT40ではありません。)
キットは全て素組みです。
研ぎ出しはせず、ミスターカラーのスーパークリアⅡを砂吹き含めて5回程度吹いた後、コンパウンド磨きとモデリングワックスで仕上げました。
まずは66年からです。
この年は7リッターV8、475馬力のMk.Ⅱワークスマシン8台が出場し、ル・マン初優勝と同時に1ー2ー3フィニッシュを達成した年です。
2位になったゼッケン1
Ken Miles(イギリス)/Denny Hulme(ニュージーランド)優勝のゼッケン2と同一周回(僅差)の360周
フロントの赤のカラーリングは塗装です。
3位のゼッケン5
Ronnie Bucknum/Dick Hutcherson(共にアメリカ人)348周
次は68年の優勝車です。
この年はワークス体制ではなく、ル・マンのレギュレーション変更に合わせて4.9リッター(DOHC)V8を搭載したMk.Ⅰの改良版を英国のチーム(有名なガルフブルーのカラーリング)に託して出場し、優勝しました。
ゼッケン9 Pedro Rodriguez(メキシコ)/Lucien Bianchi(ベルギー)
走行距離4452.88km、平均速度185.536km/h
この時の車はシャーシナンバーP1075という有名な車で、翌69年にもゼッケン6で出場し、優勝しています。
その他にも通算11回のレースに出場し、6勝を挙げ、「栄光のGT40」と呼ばれました。
過去作との集合写真です。
先ずは66年の表彰台独占の3台です。
中央の黒いのが優勝したゼッケン2(2014年10月完成)
Bruce Mclaren/Chris Amon(共にニュージーランド人)
走行距離4843.09km、平均速度201.795km/h(ル・マンレース史上、初の200km/h超え)
68年優勝車(今回完成)、69年優勝車(2006年頃の完成)を加えた5台です。
69年優勝車 ゼッケン6 Jacky Ickx(ベルギー)/Jackie Oliver(イギリス)
4997km、平均速度208.250km/h これでフォードはル・マン4連勝を達成しました。
今からちょうど50年前のことです。
因みに、この69年がジャッキー・イクスのル・マン初勝利ですが、この後、ル・マン最多勝利者となります。
(このレースのスタートで彼がとった行動は有名です。)
製作時期が後になる程、少しづつですが出来が良くなっているのがお判りいただけるでしょうか?
こんな私でも少しは進歩するということです。(笑)