2日目です。
先ずは人生初の山小屋宿泊体験からです。(たった一泊だけの経験からの個人的な推測や感想が多いことをご承知下さい。)
塔ノ岳 尊仏山荘
一泊2食付きで1人8000円でした。
車が登れる道やロープウェイ、荷物用のモノレールなど一切無く、歩いて登るか、ヘリで運ぶ(滅茶苦茶お金が掛る)しかない標高1491mの山頂なので、水道も電気もガスも来ていません。
電気はソーラー発電のようです。
暖房は石油ストーブでした。
山荘から300m下った所に水場(湧き水)があるようですが、山荘で使用する水がどのように確保されているかは判りません。
水が貴重品である事は間違いなく、風呂もシャワーもありませんし、歯磨きもペットボトルの水を使います。
自分が使う水は基本的に自分で持っていくか、又は山荘の売店で購入するかのどちらかですが、山荘での購入は当然かなりお高くなります。
夕食が17:30頃、消灯は20時、起床は5時、朝食は5:30頃です。
いわゆる「早寝早起き」ですが登山というレジャーの性格と同時に無駄なエネルギーを使わない為の方策でもあるのかも知れないと思いました。
夕食はカレーと大盛りのサラダ、朝食はおでんとご飯(お替り自由)で共に十分なボリュームがあり、とても美味しかったです。
朝食 ↓
1階が食堂とロビー、フロント・売店、トイレ
2階が寝る場所
という作りで、2階は飲食禁止なので、お酒やコーヒーなど飲みたい場合は1階のロビーになりますが、これが重要なポイントで、宿泊客が夕食の前後にロビーに集まってきて、お酒(お値段は平地より高いですが、売店でビールか日本酒を買える)を飲んだりするので、自然と見知らぬ宿泊客同士で色々な話が弾んできます。
これは山小屋の楽しみのひとつだと思います。
私達が寝た部屋は4.5畳ほどで、3人並んで寝る形ですが、布団は非常に寝心地が良くて暖かいので、しっかりと熟睡できました。
不便さと引き換えに、泊まり客同士の交流の楽しみ、夕方~夜や早朝にしか観られない絶景を堪能できる事、一晩ゆっくり休んで疲れを取れる事が良さだと思いました。
では2日目の様子です。
2日目は3つの案がありました。
1.丹沢山(1567m)に行ってから、塔ノ岳に戻り、下山する。(塔ノ岳と丹沢山は往復3時間くらい)
2.鍋割山経由で下山する。
3.バカ尾根経由で素直に下山のみ。
爺さん3人の協議の結果、
丹沢山や鍋割山へ行っても塔ノ岳以上の眺望は望めないし、時間も2~3時間余計に掛る、前日の疲れも少し残っている、年寄り3人が欲張って無理するとロクな事は無い・・・などの理由で、3.が採決されました。
5時少し前に起床し、トイレなどの朝のお勤めを終えてからロビーへ降りて、先ずはモーニングコーヒーを頂き、山荘の外(気温4度)に出て朝陽を拝みました。
朝日に照らされた富士山です。
これは朝陽に照らされた横浜の街です。
オレンジ色に光っているのが海で、ランドマークタワーとベイブリッジのシルエットが見えます。
5:30頃から朝食を頂き、暫し休憩の後、帰り支度を整えて出発です。
6:30山荘の前。
この服装でも少し寒かったです。
塔ノ岳山頂1491mから大倉バス停290mまでの約1200m、7kmを大倉尾根、通称バカ尾根で一気に下ります。
下り始めは若干の眺望がありますが、直ぐに木立に覆われて眺望が無くなり、ひたすら下り続けます。
階段になったり、木道になったり、少し険しい岩場になったり、平坦になったりという変化はあるものの、登り返しはほんの少しだけで、ずっと下り続けます。
これが通称バカ尾根と言われる由縁です。
下りだったので救われましたが、登りだと途中で気持ちが折れてしまうのではないかと思いました。
途中に茶屋や山荘が何軒かありますが、平日のせいか、時間が早いせいか・・尽く閉まっています。
営業していない茶屋や山荘のベンチをお借りして休憩を挟みながら下ること4時間15分、10:45にゴールの大倉バス停に到着しました。(大倉バス停は1ケ月余り前に花見に来た戸川公園の入り口です)
下りがこれだけ続くと流石に膝がガクガクになりました。
ちょうど10:50のバスが来ていたので、これに乗って小田急渋沢駅まで行きました。
渋沢の街に着いてから振り返って撮った丹沢山脈です。
赤い線の所を縦走しました。
2日間で14.6km、10時間50分、43、600歩(平地なら28km歩ける歩数です)でした。
時速にすると約1.3km・・・まぁそんなもんでしょう。😂
渋沢駅から歩いて5分位のR246沿いにある中華屋さんで昼飯を兼ねたミニ宴会をやって良い気分になったところで、小田急線の鶴巻温泉駅まで移動し、駅前にある秦野市営の「弘法の里湯」という日帰り温泉に浸かってゆっくりと汗を流して身体をほぐし、休憩所で小一時間仮眠して体力を回復しました。(冒頭に書きました小田急フリーキップのお陰で、この温泉も200円引きの600円で入れました)
弘法の里湯(こうぼうのさとゆ) | 秦野市役所
15:30頃に温泉を出て、帰路に着きました。
町田駅で3人は解散し、それぞれの帰宅ルートに付きました。
私は17時頃に無事帰宅できました。
今回のハイキングで、以前からの念願のひとつだった「丹沢表尾根縦走」が実現できたことと、山小屋泊を初めて体験できたことが大きな収穫でした。
特に山小屋泊は色々と勉強になりました。
更に2日間共に雲一つない快晴が続き、70歳前後の年寄り3人が絶景を満喫しながら怪我一つ無くハイキングを楽しんで無事下山し、ミニ宴会と温泉もついて「ジジイの2日間」を謳歌できたのも本当に良かったです。
今週末のサークル例会を挟んで、次のお楽しみは来週の南伊豆深場釣りです。
オニカサゴ、ムツ、アラなどの高級魚狙い。
その次の週末はヨドバシ横浜店プラモデル売場の展示入替え。
それが終るとGWを挟んで、いよいよ静岡合同展です。
予定のない日はウォーキングとプラモデル作り。
忙しくなります。
人生初の山小屋一泊のハイキングに行ってきました。
行先は丹沢表尾根の縦走で、いつものハイキング仲間(釣り仲間の一部)3人です。
★今回のコースが紹介されたHPです。
表尾根縦走コース | はだの旬だより-秦野市観光協会
★今回私が縦走したコースと全く同じコースがYouTubeでも紹介されています。
(季節は違いますし、山小屋一泊はしていませんが・・)
【塔ノ岳・表尾根】秋の入口に丹沢登山【山ごはん:豚ねぎ炊き込み御飯】_2022.10.22
【事前の計画】
山蛭の居ない春か秋を想定して計画した物です。
所要時間はネットなどに出ている標準所要時間(若い健脚の人の所要時間)を参考に自分の過去実績と70前後の歳を考慮して、かなり余裕を持って立てたつもりです。
因みに、若い健脚の人なら日帰りで行けるコースです。
( )内の数字はそれぞれのポイントの標高です。
三ノ塔までは経験済ですが、そこから先は初めてです。
【実績】
2日間共に天候は晴れで、気温は8~16度くらいでした。
結論から言いますと、
1日目は計画よりも15分オーバーですが、登り始めが10分遅れているので山歩きタイムだけで見ると5分オーバーということで、ほぼ100点満点
2日目は3人とも前日の疲れが抜けきっていなかったのと、「年寄りが欲張って無理をするのは禁物」ということで意見がまとまり、丹沢山への寄り道は中止し、単純に下山だけですが3時間40分の計画に対して、4時間15分掛ったので35分オーバーで70点くらいの計画精度でした。
それでは1日目の様子から・・・
朝6:30に自宅を出発し、小田急秦野へ向います。
途中、小田急町田駅で「丹沢・大山フリーパス」を購入します。
これを買うと1100円で町田~渋沢間の小田急電車と神奈中バスが2日間乗り放題になり、更にエリア内のレストランやお土産物、日帰り温泉などが割引になる特典も付いて、今回のようなケースではかなりお得になるので、迷わず購入しました。
3名が8時過ぎに秦野駅に集合し、8:25発のヤビツ峠行の神奈中バスに乗ります。
平日ですが天気も良かったのでハイキング客がとても多く、バス1台には乗りきれず、臨時バスを1台増発して2台満杯になりました。
9:15頃にヤビツ峠着。
ヤビツ峠からは大山と丹沢表尾根の両方へ行けますが、大山1:丹沢表尾根2くらいの比率でお客が別れていきます。
トイレを済ませ、身支度を整えて9:25にヤビツ峠を出発し、舗装された県道を20分くらい歩いて登山口に到着、9:45頃登山開始です。
最初の90分くらいは二ノ塔に向けてひたすら登ります。
途中、少し急な所もあります。
11:15二ノ塔到着、ここで10分休憩です。
雲一つ無い快晴の富士山が見えます。
二ノ塔から20分くらいで三ノ塔(1205m)に到着。
ここまでは2022年の秋に来たことがあります。
登り一辺倒はここまでで終了です。
ここで11:45になったので昼食(コンビニ弁当)にしました。(計画より25分遅れ)
山頂からの絶景です。
相模湾も一望できます。
写真ではハッキリ判りませんが、江ノ島や三浦半島がくっきりと見えて、その向こうには房総半島も見えています。
2月末に登った大山も間近に見えます。
昼食を済ませて休憩した後、13:00頃に行者岳に向って出発。
ここから先は左に相模湾と前方に箱根や富士山の絶景
を眺めながらの尾根歩きになります。
これが「丹沢表尾根縦走」の最大の魅力であり、人気の理由です。
前方にはこれから縦走する山々とそれを繋ぐ尾根、更にその先には1日目のゴールである尊仏山荘の建物も小さく見えています。
本当に気持ちが良いですし、モチベーションが落ちません。
途中にはほぼ垂直に切り立った鎖場や巾40cmくらいの木製の橋もあって、ちょっとスリリングです。
崖の中程に小さく写っているのは私です。
14:00行者岳(1180m)到着
後ろを振り返ると大山や三ノ塔が見えます。
小休止を挟んで、新大日へ向います。
鎖場や急傾斜も交えながら、15:00新大日(1340m)到着
ここはかつて山小屋があったところですが、今は廃業・撤去されてベンチが整備されているだけです。
ここから先は1日目のゴール地点、塔ノ岳山頂(1491m)の尊仏山荘に向って一気に登ります。
最後はかなりキツイ登りもありますが、何とかクリアして16:00、塔ノ岳山頂に到着しました。
計画よりも15分遅れで、7.65kmを6時間35分掛って踏破しました。
山頂からは勿論、富士山や南アルプスも一望できますが、都心方向~相模湾までも一望できる360度の大パノラマが拡がっています。
写真の左半分は東京都心~横浜~厚木、大山を挟んで右側が相模湾、この更に右側には伊豆半島が見え、更に箱根~富士山~南アルプスまで見渡せます。
写真の右半分には歩いてきた三ノ塔~行者岳~新大日を結ぶ稜線も一望できます。
よく歩いたなぁ~~という満足感に浸れます。
早速、今夜の宿泊先「尊仏山荘」にチェックインして、荷物を下ろし、冷たいビールとおつまみで喉を潤しました。
塔ノ岳 尊仏山荘
17:30から夕食(カレーとサラダ)を頂きました。
日没直後の富士山です。
こんな景色は山小屋に泊まらなければ観られません。
更に時間が経つと町の夜景も綺麗に見えました。
本当は写真よりずっと綺麗です。
都心方向の夜景
相模湾方向の夜景(藤沢~平塚あたり)、海岸線が判ります。
星も綺麗に見えましたが、残念ながら上手く写真に撮れませんでした。
この後、少しお酒を足してから、20時消灯、就寝となりました。
爺さん3人共に疲れとお酒のせいか、バタンキューでした。
2日目へ続く・・・
今年の11月18日でgoo blogのサービスが終了となるそうです。
他のブログサービスへの引っ越しや文章だけの書籍化なども行えるようですが、はて・・・どうしたものか??
SNSの普及によってブログの利用価値が下がってきたので、いつかはこういう時が来るとは思っていましたが・・
他のブログサービスへ引っ越して続けるか、
ブログは止めてSNS(フェイスブックやX)だけにするか、
暫く悩んでみます。
今年1月下旬から製作開始したウィニー・メイ号が取り敢えず機体だけは完成しました。
前回は基本塗装とデカール貼りが終了した状態でしたが、その後、小物パーツを取付けました。
ピトー管はどちらのキットも出来が良くなかったので、アルミパイプと真鍮線を半田付けして自作しました。
リンドバーグは消炎排気管になってしまっていたので、真鍮パイプで二本出しの集合排気管を自作しました。
機体左側のコックピットへの乗降用ステップ(金属棒に見えます)はリンドバーグでは省略され、ドラウィングスでは太いプラパーツだったので、両方とも真鍮線に置き換えました。
細部のディテールはドラウィングスが遥かに勝っていますが、組み立てやすさと全体のシルエットや雰囲気はリンドバーグの方が勝っていると思います。
ドラウィングスはディテールに懲りすぎて、パーツを必要以上に細分化した割に、パーツ精度が悪いので非常に組み辛いですし、全体に細っそりしていて、ベガ特有のポッチャリ感が薄くなっているように思えます。
その違いが一番ハッキリと分かるのが主脚カバーです。
上がリンドバーグ、下がドラウィングスです。
厚みが倍半分くらい違います。
最後に若干の墨入れをした上で全体にグロスクリアーを吹いてピカピカ仕上げにしました。
この後、5月の静岡までにウィリー・ポストとハロルド・ガッティのフィギュアを作れば完成ということになります。
そしてダラダラと続けてきたマイテーマの「昭和の冒険飛行家」もコンプリートする事になります。
先ずは1931年のウィリー・ポストとハロルド・ガッティの二人で成功させた1回目の世界一周機、ドラウィングスのキットから。
次は1933年にウィリー・ポストが単独で成功させた2回目の世界一周機、リンドバーグのキットです。
ツーショットです。
向って左がリンドバーグ、右がドラウィングスです。
2年振りの旅行の2日目です。
5時に起床し、温泉の朝風呂でゆったりと目を醒まして海岸を散歩してから朝食。
朝の海岸の景色です。
8:00にチェックアウトして、2日目の最初の観光スポットはホテルから車で20分程の崖観音で有名な大福寺です。
元々は8世紀に開山された結構古いお寺です。
大福寺崖観音からは館山湾の景色が見渡せます。
2番目の観光スポットは大福寺から1.5時間程の勝浦海浜公園です。
ここは関東の太平洋沿岸を中心とした博物館と水深8mまで降りられる水中展望台が見所です。
かつうら海中公園海中展望塔 |
あまり期待していなかったところですが、思ったより見応えがありました。
水中展望台へ行く途中に昔使われていた生け簀の跡が沢山ありました。
引き潮で閉じ込められた鰯を捕って、漁の餌にしていたそうです。
磯の鳥、イソヒヨドリです。
早くもツバメが居ました。
これで午前中が終り、3番目の観光スポットである大多喜城に向う途中で昼食を頂きました。
私はなめろう定食を頂きましたが、この内容と味で1300円はお得です。
昼食後は3番目の観光スポット大多喜城へ行きました。
ここはあまり期待していなかったのですが、城下町が期待以上のエリアでした。
国指定重要文化財を始めとする江戸時代から明治時代の町並みが残っていて一見の価値ありです。
国指定重要文化財の渡辺家住宅、1849年に建てられた町家です。
城下の町並みです。
大多喜城は1521年に真里谷信清が「小田喜城」として築いたのがはじまりですが、江戸時代に入ってから本田忠勝が築城した城のようです。
大多喜城 - Wikipedia
現在の天守は再建天守です。
空堀が一部残っています。
二の丸跡です。
天守閣です。
残念ながら現在は中を見ることはできません。
16:30頃、大多喜城を後にして帰路に着きました。
圏央道~アクアライン~首都高経由で19:30頃に無事帰宅しました。
一泊二日の駆け足旅行でしたが、天候に恵まれ、盛りだくさんな旅をすることが出来ました。