自己満足日記

クラキンのささやかな道楽三昧  2009年3月14日開設

コードロンシムーン 3機同時完成

2024年11月01日 09時31分48秒 | プラモデル完成写真(空)

今日から11月、2024年も残り2ケ月となり、温暖化の中でもようやく秋めいてきました。
各地から紅葉の便りも届き、旅行に行きたい気分が高まっています。

遅くなりましたが、10月中旬に3機同時完成したエレール1/72のコードロン・シムーンの完成写真です。
3機のうち2機は新作ですが1機は2009年に作った完成品を今回塗り直した物です。
2機は製作期間18日、正味製作日数は7日間くらいです。
3機共通はピトー管と排気管を真鍮パイプに交換した事と各部のインテークを開口した事です。
新作2機にはジャンクパーツからフィギュアをスカウトして乗せ、客席を撤去して増装タンクをデッチアップしています。
その他は素組みです。
古いキットですが、翼の後縁など非常にシャープですし、モールドも綺麗です。
唯一の欠点は操縦席キャノピーと胴体の合わせが悪く、結構大きな段差ができてしまうことで、これの解消には結構手間が掛かります。

2008年にレベル1/48のスピリット・オブ・セントルイス号を作ったのがきっかけで始ったマイテーマ「昭和の冒険飛行家」の一環で、5~7機目になります。

では冒険飛行を行った年代順にご紹介します。

先ずは「星の王子様」でお馴染みのサン・テグジュペリです。
1935年(昭和10年)12月(35歳の時)、巨額の賞金を狙って機関士プレヴォと共にパリ~サイゴン間飛行時間の記録更新に挑戦しましたが、リビア砂漠に不時着し、数日間彷徨った末に遊牧民に救われて奇蹟的に生還を果たした時の機体です。
この体験が『星の王子さま』の基となったそうです。
尚、不時着の原因は諸説有り、定かではありません。
コードレターの「Y」はデカールが無かったので手書きです。

2番目はアンドレ・ジャピー機です。
1936年(昭和11年)11月にフランス航空省が航空機振興と長距離飛行路線の開拓を目的として行ったパリ~東京間100時間以内の懸賞競技に参加した時の機体です。
パリ~香港までは順調に飛行し、記録達成が有力視されましたが、香港を出発して東京を目指す途中で嵐に巻き込まれ、 佐賀県の脊振山に墜落しました。
左大腿骨骨折などの重傷を負いましたが、脊振村の村人たちに救助され、福岡九州帝国大学病院に搬送されて治療を受けて、無事に帰国しました。
この時の墜落機の方向舵だけが無傷で残り、日本航空協会が航空会館に展示しているそうです。
翌1937年4月に東京~ロンドン間94時間飛行を成功させた飯沼正明と塚越賢爾がフランスのジャビーの自宅を訪ねた際には、入院中の高度医療に感謝し、日欧横断に再挑戦したいと語ったが第二次大戦により実現しませんでした。
飯沼らの神風号の東京~ロンドン飛行についても、ジャビーが南ルートの飛行計画を支援しました。
コードレターの「XA」はデカールが無かったので胴体部分は手書き、主翼部分はジャンクデカールの流用です。
ジャピーは機関士無しの単独飛行だったので、フィギュアは1人しか乗せていません。

3機目はマルセル・ドレ機です。
1937年(昭和12年)5月にアンドレ・ジャピーと同じくパリ~東京間100時間以内の懸賞競技に挑戦し、ジャピー同様に上海までは順調でしたが、東京に向う途中、悪天候と燃料切れにより高知県高知市春野町の海岸に不時着して失敗しました。
機関士のフランソワ・ミケレッティと共に重傷を負うも、不時着現場の住民に救護され、2人共に回復し帰国しました。
春野町戸原海岸にはマルセル・ドレ機不時着の碑が建てられています。
フィギュアは2人乗せています。

最後に3機の集合写真です。

 

 

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ファインモールド1/48 神風号 製作記その4

2024年10月31日 07時55分03秒 | プラモデル製作記(空)

早いもので明日から11月、今年も残り2ケ月になりました。
明日から年賀葉書の発売も始ります。

神風号は作り始めて僅か2週間足らずで早くも終盤です。

デカール貼りが終りました。
デカールも非常に上質でモールドにもよく馴染みます。
アンテナやピトー管、主脚の取付けも終りました。

デカール保護と艶出しのためにクリアを吹きたいのですが、ラッカークリアを直に吹くと銀塗装がくすんでしまうので、先ずはエナメルクリアを全体に吹きました。
丸一昼夜乾燥させた後、ラッカークリアを上吹きしました。
エンジンとプロペラ、エンジンカウルを取り付けてとり完です。
製作期間14日、正味製作日数5日程度。


今年5個目、出戻り後の通算206個目の完成です。
残るは、飯沼飛行士と鈴木機関士のフィギュアの製作です。
2週間後の展示会に間に合うかどうか・・・

 

 

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第二回モデラーズダンジョンに参加しました

2024年10月30日 16時39分43秒 | 模型展示会レポート

ちょっと古い話になってしまいお恥ずかしい限りですが、10月3連休の最終日14日に東京日本橋で開催された「モデラーズダンジョン合同模型展示会」に参加(出品)してきました。
地下鉄の東日本橋や馬喰横山の駅から徒歩10分足らずの綿商会館というビルの1階と4~5階を借り切って合同展示会です。

参加クラブは下記のポスターの通りです。

私が静岡合同や横浜合同で参加している「昭和ワンダバ模型倶楽部」が4階の「72lab」さんメンバーとして出品させて頂いた恰好です。
網羅的な動画がYouTubeにアップされているのでリンクします。
モデラーズダンジョン合同模型展示会in東京 プラモデル展示会 B.M.C 宮崎メカ模型クラブ Project144 72lab タミヤ ハセガワ ファインモールド スタジオジブリ 飛行機模型 艦船模型
下記のYouTubeの21分58秒から22分17秒辺りに私が参加した展示が写っています。
モデラーズ ダンジョン作品展 2024年10月14日

私が参加した「昭和ワンダバ模型倶楽部」の展示です。
1/72である事が出品の条件なので私は旧作のUボートとTBジェットモグラを出品しました。


都心のビジネス街なのでお客さんの入りがどうなのか少し不安でしたが、とんでもありません。
6階の「宮崎メカ模型クラブ」さんの展示(宮崎駿アニメのキャラクターを集めた展示)が大人気で、一時は入場制限をする程の混雑になりました。
この展示は一日の中で3回程、会場の照明を消して作品の電飾を一斉に点ける「電飾タイム」を行うのですが、それも含めてかなり有名になっていて、家族連れや若いカップル、外国人の観光客もかなり多かったです。
このお客さんが5階→4階と下りてくるので、4階の会場も一時は通路をまともに歩けないくらいの盛況になりました。(まるで静岡みたい・・・😲)

私達の展示の中でも電動や電飾を仕込んだ動きのある作品に注目が集まり、小さなお子さんなどは目を輝かせて見入ってくれました。
私が出品したジェットモグラを動かして見せると歓声が上がる時もありました。

前々から漠然と感じていた「ミリタリー中心のスケールモデルをディテールや塗装に拘って作って展示して満足する時代は終ったなぁ・・」ということが、今回の展示会で確信に変わりました。
でも・・・
その前に、展示会は何のためにやるのか(何を求めてやるのか)ということを考えないといけません。
仲間内だけで盛り上がって楽しめれば良いのであれば従来型の展示会で好きなようにやれば良いと思いますし、お客さんの多い少ないもそれ程気にならないと思います。
もしそうであれば高い会場費を払って、告知をして展示会をやる必要は無くて、例会の拡大版でも良いのかも知れません。
しかし、できるだけ沢山のお客さんに見て頂いて、模型の楽しさや自分が所属する倶楽部をアピールして、できるだけ多くのお客さんと交流(会話)したいと思うのであれば、展示の内容や展示方法(見せ方)、告知方法も大いに工夫する必要があるという事です。
展示の仕方も今回のような「対面方式」(作品展示台を挟んで出品者と来場客が対面する)と、多くの単独展示会で行われる「展覧会方式」(作品展示台を前に出品者と来場客が同じ側に立ってコミュニケーションする)とでは変えていかないといけません。
例えば、対面方式の場合はあまり背の高いひな壇展示は出品者と来場客の間に壁を作ってしまうので向いていません。
展示内容も特定のモデラーさんやマニアさんだけを相手にするのであれば、限られたカテゴリーで「狭く深く」で良いと思いますが、できるだけ色々なお客さんに来て頂いて模型の楽しさをアピールして交流したいのであれば、できるだけバラエティに富んだ楽しい展示内容にするのが良いでしょうし、接客態度も重要なポイントになります。

ノンストック展示会を2週間後に控えて、そんな事を思う今日この頃です。

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ファインモールド1/48 神風号 製作記その3

2024年10月29日 12時46分02秒 | プラモデル製作記(空)

キットの出来が素晴らしいので、ノンストレスでサクサクと進んでしまいます。
かなり前にもファインモールドのキットを作ったことがありますが、その名の通りモールドは綺麗だけどパーツ精度はイマイチで作りにくいという印象でしたが、今回完全に覆りました。

エンジンを塗装して組み立てました。
エンジン本体はMr.カラーのダークアイアンを塗った後、ブラシで磨きました。
排気管は自分で調合した焼鉄色です。
プラグコードはキットのモールドで十分と判断してそのままです。
これだけ素晴らしいエンジンですが、完成すると殆ど見えなくなるのが残念です。

機体の基本塗装に取り掛かります。
クリアパーツにマスキングをして胴体に接着しました。
マスキングはマスキング販売さんのカット済みマスクを使って楽をさせて貰いました。
精度が良くてお安くて本当に重宝します。
クリアパーツ部分に機体内部色を吹きました。

全体にサフを吹きました。
サフはMr.カラーの1500番グレーサフです。

先にブルーの部分を塗ります。
色はキットの指定通りMr.カラー328番のブルーFS15050です。

ブルーが乾燥したら、銀塗装に備えてブルー部分をマスキングします。
羽布張りの動翼部分もマスキングします。
これは結構手間が掛かりました。

銀塗装の下地としてグロスブラックを吹きます。
動翼部分をマスキングしたのは、このグロスブラックが掛からないようにするためです。

グロスブラックを完全に乾燥させた後、銀塗装します。
ミュージアムモデル風にピッカピカにしたいのでMr.カラーのメッキシルバーネクストを使用しました。
写真は動翼部分のマスキングを剥がした状態です。
動翼部分は艶消しの下地がグレーサフのままなのでシルバーになっています。

ブルー部分のマスキングを剥がしました。
何とか上手くいきました。😊😀

主脚も組み立てました。

今日はここまでです。
この後、デカール貼りに取り掛かります。

<オマケ> ・・・ 最近の散歩から

自宅周辺でも紅葉が始りました。
ようやく秋が来ましたね。
山茶花や銀木犀も咲き始めました。
キダチハマグルマやノアザミの花にキリウジガガンボが群がっていました。
こんなに沢山群がっているのは初めて見ました。

ホシホウジャクです。

ハラビロカマキリもまだまだ元気です。

最後はススキです。

 

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1年2ケ月振り 3回目の大菩薩嶺

2024年10月28日 15時23分57秒 | ハイキング

もう1週間前の話で恐縮です・・・
1ケ月遅れの秋の長雨で曇りがちな日々が続いていますが先週月曜日の久々の晴れ間を衝いて1年2ケ月振り、 3回目の大菩薩嶺に登ってきました。

過去2回はいずれもソロハイキングで登山口の上日川峠までマイカーで行きましたが、今回は釣り仲間と2人(剣道7段で今年からハイキングも始めた方)で電車とバス利用で行きました。

朝8:02、JR中央本線の甲斐大和駅着の普通列車に乗り、駅前で連れと待ち合わせて、8:10発の上日川峠行きのバスに乗ります。
ど平日の月曜日ですが、バスは大混雑で満席でしたが、何とか立ち乗りで乗り込みました。
勿論、乗客の9割は大菩薩嶺のハイキング客です。
山道を走ること小一時間、9:00ちょっと過ぎに登山口の上日川峠ロッジ長兵衛前に到着です。
途中、大きな雄鹿がバスの前を横切りましたし、これは見間違いかも知れませんが道路の脇の山の中に熊と思しき黒い塊が動いているのが見えました。
連れも気が付いて「あれ、熊だよなぁ」と言ってました。

登山口は標高1600m程ですが、気温は9度くらいで、長袖の上にジャンパーを羽織っていてもちょっと肌寒い感じです。
天気は晴れですが、ちょっと雲が多目です。
トイレと身支度を整えて、9:10登山開始です。
私は3回目ですが、連れは初めてなので私が道案内するような形です。

コースは私が初めて登ったときと全く同じで、上日川峠~福ちゃん荘~唐松尾根~雷岩~大菩薩嶺~雷岩~大菩薩峠(介山荘)~福ちゃん荘~上日川峠の初心者向け王道コースです。
登り始めて間もなく紅葉が始っているのに気付きました。

途中の登山道の様子は初めて登った時と同じですので、その時のブログをリンクしておきます。
大菩薩嶺に登りました - 自己満足日記
今回は過去2回登った時よりも圧倒的に登山客が多く、常に自分の前後10~20m以内に他の登山者が居るような感じです。

途中何度か小休止を挟んで、11時少し前に雷岩に到着しました。
この時はまだ雲が出ていましたし、一時はガスも掛かってきて、どうなることかと心配しました。
南アルプスは何とか見えるものの、富士山も見えていません。

お腹も空いてきたので、天候回復を待つことも兼ねて、雷岩で少し早めの昼食を摂ることにしました。
連れがコンロとケトル、コーヒーを持参してくれたので、お湯を沸かして先ずは持参したカップ麺を頂きました。
そうこうしているうちに見る見る雲が取れてきて、ガスも消えて富士山もクッキリと見えてきました。
期待した雷岩名物の絶景の登場です。
光っているのは大菩薩湖の湖面です。
この絶景を眺めながら連れと一緒に食後のホットコーヒー(ドリップ)を飲みながら至福の一時を過ごしました。
連れの方は2000m超の山は初めてだったので、凄く感動してくれて、「目に焼き付いた」と言ってくれました。

絶景を堪能しながらの昼食、コーヒータイムを満喫した後、一応山頂の大菩薩嶺(2052m)に寄ってから、大菩薩峠に向けて気持ちの良い尾根歩きを楽しみました。

途中、何度も鹿に出会いました。
全く人を怖がらず、数メートルの距離まで近付いてきます。

尾根からの眺めです。
下に見えるのが甲府盆地です。
八ヶ岳連峰も見えます。
尾根の斜面も紅葉が始っています。

大菩薩峠を13:00少し前に通過し、下山開始です。
下山は整備された登山道で歩きやすく、13:50頃に登山口の上日川峠に戻りました。
14:00発の甲斐大和駅行きのバス(これも満席でしたが、補助椅子でなんとか座れました)に乗り、15:00頃に甲斐大和駅に到着しました。
20分程待って、15:25分発の高尾行き普通列車に乗って、ユッタリ座って帰りました。

17:00少し前に八王子で途中下車して、駅近くの居酒屋で連れの方と一杯飲んでから分れて帰路に着きました。
山登りで疲れた後の冷たいビールは最高です。
これがマイカーではなく電車で行く最大のメリットです。
20時前に無事帰宅。

お疲れ様でした・・・
大菩薩嶺はやっぱり私の好きな山です。

次は丹沢方面に行きたいです。

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