万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

地震救援―時間との闘い

2009年10月03日 14時53分37秒 | アジア
スマトラ地震、自衛隊派遣へ調査チーム派遣(朝日新聞) - goo ニュース
 太平洋地域で相次いで地震が発生してから、はや3日を過ぎようとしています。地震被害の最大の特徴は、”生き埋め”であることを考えますと、自衛隊の救助隊派遣は、地震発生と同時に準備すべきではなかったかと思うのです。

 生き埋めになった人々の救出となりますと、これは、時間との闘いになります。人間は、一定時間以上、体を圧迫され、手足を動かさせない状況に置かれますと、生存が危うくなると指摘されています。生存者を救出するためには、素早く救出活動に取り掛からなければならず、これから自衛隊派遣に向けて調査チームを派遣するようでは、助かる命も助からず、手遅れになります。

 自衛隊の救助隊が、地震の被害者を一人でも多く救出することができましたならば、日本国に対する信頼も高まります。現地政府の要請を受けた時点で、即、救助隊を派遣できるよう、体制を整えておくべきであったと思うのです。

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コメント (2)
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