米朝合意「相違点ない」=追加協議は不要―国務省報道官(時事通信) - goo ニュース
米朝合意のニュースは、どこか歓迎ムードで日本でも報じられています。しかしながら、この展開、1994年以来、これまでにも何度も繰り返されてきたように思うのです。20年近くにもわたって…。
1994年の米朝合意と同様に、今回の合意でも、両国の間には、”開発停止”の対象をめぐって、ウラン濃縮型のみならず、プルトニウム型の核開発も含まれるのか、否かをめぐって、見解の食い違いがあるそうです。94年の際には、逆に、北朝鮮は、合意の対象は、プルトニウム型のみと主張して、勝手にウラン濃縮型の開発に着手しました。アメリカの支援が先か、北朝鮮の核放棄が先か、永遠ループ状態(卵が先か、鶏が先か…)となるのも、94年と同じです。94年の合意は、結局、北朝鮮の合意違反によって反故となりましたが、今回の合意も、従来と同じ方法を踏襲するのでは、その先は見えています。
アメリカの国務省報道官は、両国の間に相違点はないと説明していますが、北朝鮮側は、逆に、相違点を見つけ出し(あるいは、造り出して)、それを逆手にとって悪用することこそ、有効な戦術であると考えています。かの国の体質を考慮しますと、北朝鮮という国を相手にする時には、一般の外交交渉とは違うアプローチが必要なのではないでしょうか。さもなければ、永遠の脅迫ループに陥ると思うのです。
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米朝合意のニュースは、どこか歓迎ムードで日本でも報じられています。しかしながら、この展開、1994年以来、これまでにも何度も繰り返されてきたように思うのです。20年近くにもわたって…。
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アメリカの国務省報道官は、両国の間に相違点はないと説明していますが、北朝鮮側は、逆に、相違点を見つけ出し(あるいは、造り出して)、それを逆手にとって悪用することこそ、有効な戦術であると考えています。かの国の体質を考慮しますと、北朝鮮という国を相手にする時には、一般の外交交渉とは違うアプローチが必要なのではないでしょうか。さもなければ、永遠の脅迫ループに陥ると思うのです。
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