「イクジイ宣言」、野田首相(読売新聞) - goo ニュース
昨日、野田首相が、育児休暇を取得した地方自治体の首長達と会見し、「イクジイ宣言」を打ち上げたことが、話題として取り上げられていました。会談の写真を見ますと、子どもたちも同席しており、微笑ましい光景なのですが、政治を預かる公人であることを考えますと、厳しい言い方かもしれませんが、イクメン首長は、公私混同ではないかと思うのです。
政治家の育児休暇の取得については、イギリスのブレア元首相も経験者であり、日本国ばかりの制度ではありません。諸外国をモデルとして、民主党政権が、”追いつけ”とばかりに導入を急いでいるのが実情なようです。男性の子育て支援を、政治家自らが実践することで、この制度を普及させようとしているのでしょうが、政治家を選出した有権者にとりましては、必ずしも歓迎することではありません(民間では、取得したくても、現実にはできない場合が多い…)。何故ならば、公権力は、人々の生活に関わるものであり、首長の私的な都合で仕事を休まれては、地方レベルであるとはいえ、権力の空白が生じるからです。もし、任期中に子育てを休暇を取得する予定であるならば、有権者に正直にその情報を提供すべきですし、むしろ、立候補を控える方が、有権者に対しては良心的な態度でもあります。仮に、育児休暇中に、突然に自然災害に見舞われたり、重大な失政の原因を造ってしまったとしましたら、どのように責任を取ると言うのでしょうか。
子育ては、基本的には私的な領域なのですが、子ども手当に邁進したように、民主党にとりましては、”子育ては、社会でするもの”、つまり、頭の中では、公私の区別が消えているのかもしれません。公私をきっぱりと分けることは、日本国では伝統的な道徳規範なのですが、民主党政権は、イクメン首長を持ち上げることで、この美徳をも壊してしまいたいようです。そのうち、自分の家族のために、公務を捨てるとか、政治権力を行使するような政治家までもが出現しそうです(台風による被害でご家族を失いながら、公務に徹した自治体の長もおられる…)。公私の混同は、あらゆる政治腐敗の元凶になるのですから、政治家は、あくまでも公務を優先すべきなのではないかと思うのです。
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政治家の育児休暇の取得については、イギリスのブレア元首相も経験者であり、日本国ばかりの制度ではありません。諸外国をモデルとして、民主党政権が、”追いつけ”とばかりに導入を急いでいるのが実情なようです。男性の子育て支援を、政治家自らが実践することで、この制度を普及させようとしているのでしょうが、政治家を選出した有権者にとりましては、必ずしも歓迎することではありません(民間では、取得したくても、現実にはできない場合が多い…)。何故ならば、公権力は、人々の生活に関わるものであり、首長の私的な都合で仕事を休まれては、地方レベルであるとはいえ、権力の空白が生じるからです。もし、任期中に子育てを休暇を取得する予定であるならば、有権者に正直にその情報を提供すべきですし、むしろ、立候補を控える方が、有権者に対しては良心的な態度でもあります。仮に、育児休暇中に、突然に自然災害に見舞われたり、重大な失政の原因を造ってしまったとしましたら、どのように責任を取ると言うのでしょうか。
子育ては、基本的には私的な領域なのですが、子ども手当に邁進したように、民主党にとりましては、”子育ては、社会でするもの”、つまり、頭の中では、公私の区別が消えているのかもしれません。公私をきっぱりと分けることは、日本国では伝統的な道徳規範なのですが、民主党政権は、イクメン首長を持ち上げることで、この美徳をも壊してしまいたいようです。そのうち、自分の家族のために、公務を捨てるとか、政治権力を行使するような政治家までもが出現しそうです(台風による被害でご家族を失いながら、公務に徹した自治体の長もおられる…)。公私の混同は、あらゆる政治腐敗の元凶になるのですから、政治家は、あくまでも公務を優先すべきなのではないかと思うのです。
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