日米外相 きょう午後に会談へ
オーストラリアへ向かう予定であった米海軍の原子力空母「カール・ビンソン」は、急遽、その行く先を変え、北上を開始しと報じられております。向かう先は北朝鮮近海であり、朝鮮半島有事はいよいよ現実味を帯びてきました。
朝鮮半島有事について、日本国内では、以前より難民の大量発生が懸念されております。中には、難民の大量流入を引き起こさないために、日本国政府は、同盟国アメリカに対して北朝鮮に対する軍事行動を思い止まらせるよう、説得すべきと主張する意見も見受けられました。しかしながら、難民問題の発生を怖れるばかりに北朝鮮の核・ミサイル開発を許すようでは本末転倒となります。何故ならば、北朝鮮が核を保有し、弾頭搭載可能な長距離弾道ミサイルの開発に成功すれば、日本国は、難民問題よりも格段に深刻な安全保障上の危機を迎えることになるからです(最悪の場合には侵略を受ける可能性も…)。
先の朝鮮戦争は、突然、かつ、日本国が未だに占領期にあった戦後間もない時期に発生したため、難民問題に対して十分な対処を行うことはできませんでした。結果として、済州島など、朝鮮半島から出港した密入国船によって不法難民が密入国者として日本国に上陸し、今日に至るまで様々な問題を残しています。こうした苦い経験から、とりわけ朝鮮半島有事に際しては難民問題に敏感になるのですが、現在の日本国政府であれば、無秩序な難民の移入を回避し、組織的な対応が可能なはずです。
想定される解決方法は、難民の大量帰還輸送です。難民問題を懸念する人々は、これらの人々が日本国内に滞留することを前提として、そのリスクの深刻さを説いています。しかしながら、大量輸送システムさえ事前に準備しておけば、この問題は怖くはありません。例えば、第二次世界大戦時においてさえ、歴史に名高いダンケルクの撤退では僅か1週間の間に35万人もの兵員をフランスからイギリスに輸送しています。今般の有事に際しても、国内外の何れかに難民収容施設を設け、戦争終結後に官民の船舶を動員して朝鮮半島に輸送すれば、先の朝鮮戦争時と同じ轍を踏むことなく平時に回帰することができます。今日の輸送力であれば、さらに短期間で大量の難民を帰還させることができましょう。
難民問題の深刻度は、朝鮮半島有事がどのように展開するかによっても違ってきますが、渡海というリスクを冒して日本海を小舟で渡る北朝鮮難民は少数でしょうから、北朝鮮軍が韓国領に攻め込み、民間人に危害を加えるパターンにおける韓国難民が想定されます。このシナリオではない限り、難民が日本国に押し寄せる事態には至らないのでしょうが、日本国政府は、難民管理の徹底とその帰還輸送について万全の準備を整えておくべきではないかと思うのです。
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朝鮮半島有事について、日本国内では、以前より難民の大量発生が懸念されております。中には、難民の大量流入を引き起こさないために、日本国政府は、同盟国アメリカに対して北朝鮮に対する軍事行動を思い止まらせるよう、説得すべきと主張する意見も見受けられました。しかしながら、難民問題の発生を怖れるばかりに北朝鮮の核・ミサイル開発を許すようでは本末転倒となります。何故ならば、北朝鮮が核を保有し、弾頭搭載可能な長距離弾道ミサイルの開発に成功すれば、日本国は、難民問題よりも格段に深刻な安全保障上の危機を迎えることになるからです(最悪の場合には侵略を受ける可能性も…)。
先の朝鮮戦争は、突然、かつ、日本国が未だに占領期にあった戦後間もない時期に発生したため、難民問題に対して十分な対処を行うことはできませんでした。結果として、済州島など、朝鮮半島から出港した密入国船によって不法難民が密入国者として日本国に上陸し、今日に至るまで様々な問題を残しています。こうした苦い経験から、とりわけ朝鮮半島有事に際しては難民問題に敏感になるのですが、現在の日本国政府であれば、無秩序な難民の移入を回避し、組織的な対応が可能なはずです。
想定される解決方法は、難民の大量帰還輸送です。難民問題を懸念する人々は、これらの人々が日本国内に滞留することを前提として、そのリスクの深刻さを説いています。しかしながら、大量輸送システムさえ事前に準備しておけば、この問題は怖くはありません。例えば、第二次世界大戦時においてさえ、歴史に名高いダンケルクの撤退では僅か1週間の間に35万人もの兵員をフランスからイギリスに輸送しています。今般の有事に際しても、国内外の何れかに難民収容施設を設け、戦争終結後に官民の船舶を動員して朝鮮半島に輸送すれば、先の朝鮮戦争時と同じ轍を踏むことなく平時に回帰することができます。今日の輸送力であれば、さらに短期間で大量の難民を帰還させることができましょう。
難民問題の深刻度は、朝鮮半島有事がどのように展開するかによっても違ってきますが、渡海というリスクを冒して日本海を小舟で渡る北朝鮮難民は少数でしょうから、北朝鮮軍が韓国領に攻め込み、民間人に危害を加えるパターンにおける韓国難民が想定されます。このシナリオではない限り、難民が日本国に押し寄せる事態には至らないのでしょうが、日本国政府は、難民管理の徹底とその帰還輸送について万全の準備を整えておくべきではないかと思うのです。
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