米副大統領、対北朝鮮「力で平和達成」=安倍首相、トランプ政権の姿勢評価
本日午後、日本国の安倍首相は、アメリカのペンス副大統領と会談し、北朝鮮問題に対して意見交換を行ったそうです。マスメディアの報道ですと、方向性について意見が一致したような印象を受けるのですが、両者の主張を聞いてみますと、相当の温度差があるように思えます。
報道によれば、アメリカのペンス副大統領が”力での平和達成”を主張したのに対して、”安倍首相も、北朝鮮が真剣に対話に応じるよう圧力をかけていくことが必要だ”と述べたとしています。この文章構成ですと、ペンス副大統領の意見に対して安倍首相も同調したと読めます。しかしながら、両者の意見は、天と地ほどの違いがあります。何故ならば、安倍首相は、アメリカがあらゆる手段を用意していることを評価しながらも、対話路線への回帰を暗に勧めているからです。”北朝鮮が真剣に対話に応じる”ことが、軍事的圧力の目的と述べているのですから。
これでは、安倍首相は、対話に持ち込みたい北朝鮮のためにアメリカを説得しているようなものです。しかも、対話に持ち込んだとしても、北朝鮮に、核・ミサイル開発の放棄を期待することはできません。1994年の米朝合意でも、六か国協議でも、北朝鮮は、表向きでは放棄を約束し、その素振りを見せながらも、結局は、アメリカをはじめ国際社会を欺き、密かに開発を継続していました。その結果が今日の危機であるとしますと、対話路線への回帰は、もう一度、この誤りを繰り返すことになります。それとも、首相が語る”対話”の意味するところは、北朝鮮による全面的な”降伏”なのでしょうか。
安倍首相をはじめ、政界の一部の人々には、カルトを疑うほどの”対話”への拘り、即ち、”対話信仰”が見受けられます。対話路線の結果として引き起こされた危機的事態に対して対話に戻れと説くのはあまりにも非論理的ですし、北朝鮮に有利な状況をももたらしかねないと思うのです。
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報道によれば、アメリカのペンス副大統領が”力での平和達成”を主張したのに対して、”安倍首相も、北朝鮮が真剣に対話に応じるよう圧力をかけていくことが必要だ”と述べたとしています。この文章構成ですと、ペンス副大統領の意見に対して安倍首相も同調したと読めます。しかしながら、両者の意見は、天と地ほどの違いがあります。何故ならば、安倍首相は、アメリカがあらゆる手段を用意していることを評価しながらも、対話路線への回帰を暗に勧めているからです。”北朝鮮が真剣に対話に応じる”ことが、軍事的圧力の目的と述べているのですから。
これでは、安倍首相は、対話に持ち込みたい北朝鮮のためにアメリカを説得しているようなものです。しかも、対話に持ち込んだとしても、北朝鮮に、核・ミサイル開発の放棄を期待することはできません。1994年の米朝合意でも、六か国協議でも、北朝鮮は、表向きでは放棄を約束し、その素振りを見せながらも、結局は、アメリカをはじめ国際社会を欺き、密かに開発を継続していました。その結果が今日の危機であるとしますと、対話路線への回帰は、もう一度、この誤りを繰り返すことになります。それとも、首相が語る”対話”の意味するところは、北朝鮮による全面的な”降伏”なのでしょうか。
安倍首相をはじめ、政界の一部の人々には、カルトを疑うほどの”対話”への拘り、即ち、”対話信仰”が見受けられます。対話路線の結果として引き起こされた危機的事態に対して対話に戻れと説くのはあまりにも非論理的ですし、北朝鮮に有利な状況をももたらしかねないと思うのです。
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