万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

アメリカの不正選挙問題と地球温暖化問題の共通点

2020年12月31日 11時34分46秒 | 国際政治

 今般のアメリカ大統領選挙は、遂に不正選挙問題が明るみにされた点において、歴史の転換点ともなり得る程のインパクトがあります。実のところ、過去にも不正選挙がなかったわけではないそうなのですが、今回の選挙では、中国、並びに、‘ディープ・ステート’と称されてきた陰謀組織の存在までが不正シンジケートとして取沙汰されています。そして、おそらく二千年を越えて歴史の裏舞台で暗躍してきた裏組織が、陰謀論の域を越えて表舞台に浮かび上がってきたからこそ、今日、人類は、歴史の転換点に直面しているとも言えましょう。

 

 そして、この裏組織が操ってきたのは、アメリカの大統領選挙のみではないのでしょう。不正手段として指摘されているドミニオン社やスマートマティック社等の電子投票・開票機器は、アメリカの州のみならず、他の諸国でも採用されています(フランスでも採用されているとの指摘もあり、日本国でも確認すべきでは…)。また、こうした電子機器はサイバー攻撃に対して脆弱であり、外部勢力によって得票数が改竄される可能性があります。自由主義国家と雖も、それが誇る民主的制度は既に外部勢力によって侵食されており、一般の国民は参政権を簒奪された状態にあるのかもしれないのです。国民主権の原則に照らしますと、それは、主権の喪失さえ意味しかねない重大な危機なのです。

 

 加えて、今般の不正選挙問題において多くの人々が認識するに至ったのは、裏組織の存在のみではありません。同組織がこれまで多用してきた手法もまた、全世界に知れ渡ることとなりました。それは、凡そ全てのマスメディアを動員した形での特定方向に向けたキャンペーンと既成事実化です。この手法の中には、世論の支持を演出したり、同調圧力を醸し出すための世論調査の捏造、そして、世論を誘導するためのフェイクニューズも含まれています。今般のアメリカ大統領選挙にあって、CNN等の大手メディアがあまりにも露骨に同手法を用いたために、これまでメディアが発信する情報を鵜呑みにしてきた視聴者の多くも、それが、詐術的な手法であることに気が付いてしまったのです。

 

 そして、第三として挙げるべき明らかとなった点は、同組織の目的です。米民主党の目指すのは、全ての人種、民族、宗教等がミックスされ、境界性を失った雑多で混沌とした世界であり、犯罪やドラッグなどにも寛容な、いわば世界全体の‘スラム化’なのでしょう。そして、自立心や自尊心を喪失した大半の人類は、先端的なITやAIによって管理される家畜的な存在でしかなく、その頭上には、同組織のトップ、あるいは、財閥の当主達が君臨しているのでしょう(現在の中国共産党政権下の中国が、同組織の実験場なのかもしれない…)。

 

同組織によって建国された多くの共産・社会主義国が辿ったような悲惨な社会の実現を密かに目的としている同組織は、双頭作戦の下で右翼側も操っており、偽旗作戦によって、多くの保守系の政党も、同組織の強い影響下にあるようです(日本国の自民党やドイツのCDU?)。すなわち、左側からであれ、右側からであれ、目指す目的は、全世界の支配と人類の家畜化なのかもしれないのです。それ故に、中間層は、同組織にとりましては破壊すべき‘邪魔者’、‘目の敵’なのでしょう。

 

以上に述べましたように、アメリカ大統領選挙は、裏組織の悪事を暴くこととなったのですが、この事態を受けて人々が考えるべきは、同計画に対する対処法です。相手の存在、手段、並びに目的が分かったのですから、先ずは、安易に騙されないことが肝要となりましょう。そして、地球温暖化問題もまた、これらの諸点からしますと大いに警戒すべきはないかと思うのです。何故ならば、同政策を推進している組織こそ、まさに不正問題の渦中にある裏組織のフロントですし、マスメディが既定路線化を図りつつも、その行き着く先は、既存の経済や社会の混乱や破壊でしかないかもしれないからです。

 

世の中には、決して見過ごしてはならない不正というものはあるものです。人々から自由や権利が失われ、将来にわたって悪が蔓延り、かつ、救いのない体制の中で生きなければならなくなるかもしれないのですから。たとえそれが権威をも纏った巨悪であっても、あらゆる不正に果敢に立ち向かってこそ、善き未来が訪れるのではないかと思うのです。

 

本年は、拙き記事を書き連ねたブログでありながら、『万国時事周覧』にご訪問くださりまして、誠にありがとうございました。皆さまがたが良いお年を健やかにお迎えなされますよう、心よりお祈り申し上げます。


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