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大学教授キョトンCブログ!!
マズローの欲求5段階説と6段階説。どっちが正しい?
アブラハム・マズローの欲求説は、すこぶる有名だ。
社会福祉系の学生、心理学系の学生は、必ず複数の授業科目で
学ぶことになる。
私は、武蔵境大学の<社会学>の授業において、<引きこもりの
自立支援>
というトピックスを扱う際、このマズローの欲求説を紹介する
ことにしている。
そして、この欲求説には、5段階説と6段階説があることを
シャウトする。
何が違うか?
<自己超越の欲求>を入れれば6段階、入れなければ5段階。
社会福祉士の国家試験用教科書では、5段階説しか載って
いない場合が多い。
公認心理師の試験対策用の教科書では、どんな塩梅か。
私が大学生の頃は、5段階説で学んだ。
当時から6段階説も存在したはずなのだが。
謎だ。
また、30年ぐらい前は、マズローの欲求説がライフコースを
歩む中で、
各欲求の重要度が変化するという議論もあったが、最近は
トント聞かない。
武蔵境大学の後期で<社会学Ⅱ>を教える。後期は、人生後半の
社会学。
この中で、
マズローの欲求説がライフコースを歩む中で、各欲求の重要度
が変化するという議論を紹介したかったのだが。
この議論、マズロー自身が言っていたのか、30年前に読んだ
論文の作者の創作か。
これも謎だ。
世の中、謎だらけ。
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