リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

煙に巻かれて

2015年07月05日 | 日々の風の吹くまま
暑いなあ、と言ってばかりでもう言い飽きたけど、まだ暑い。まだ1週間はこの調子らしい。
やぁ~だ、もう。それでも湿度が低いので、直射日光に当たらなければ何とかしのげるから、
木陰なんかけっこう快適。南向きの住居でもカーテンを閉めておいて、日が落ちてから窓を
開けて風を通せば、まあ何とかなるかもしれないけど、うん、やっぱり暑いことに変わりはな
いかな。新居は北東から南東までガラスの壁だけど、午後の一番暑いときには日陰になる
から、扇風機があればしのげるかなあ。

今日はカレシがベースメント、ワタシが二階の3つのクローゼットのガラクタ整理。ペンキ塗
りの道具を押し込んであったり、手芸材料や道具、使い残しの毛糸を詰め込んだ大きな箱
が2つもあったり。亡き母が持たせてくれた「和装品」はもう30年以上も箱を開けていないし、
着ることもできないから持っていても意味がない。サンドラが言ったように今回の引越しは
「新たな始まり」だから、過去との訣別だと思って(は大げさだけど)、思い切ってすべて処分。

玄関ポーチにすごい量がたまったので、ごみ捨て場とリサイクルデポにひとっ走りしようと
外に出たら、空は霞んでいて、何となくきな臭い。バーナビーマウンテンで山火事発生と言
うニュースがあったなあと思いつつ、ゴミ(60キロ)を捨て、紙ふぶき4袋をリサイクルして帰
途につく頃には目がちかちかして開けていられなくなってしまった。帰って来て、コンタクトを
外して洗浄して入れ直したけど、やっぱりごろごろ。窓の外を見たら、まるで霧がかかったよ
うな感じで、1ブロック先の樹木までが青くかすんでいる。こんな風景は見たことない。

6月からほとんど雨が降っていないのでどこもかしこもカラッカラ。州のあちこちで170ヵ所
もの大規模な山火事が燃え盛っていて、その煙がメトロバンクーバーの上空で「鉛直混合」
という現象によって地表近くに下りて来たということらしい。今朝の日の出は空全体が不気
味なオレンジ色になったとか。午後にはPM2.5濃度が上がって、大気質注意報発令。心臓
や呼吸器の疾患、慢性疾患のある人は注意報が解除されるまで激しい運動をせず、できる
だけ屋内で過ごすようにとの警告が出て、病院の救急センターは緊急体制。大気質健康指
数(AQHI)はハイリスクの「8」で、これが「10」を超えたら北京並み。はて、フィルターがつ
いているけど、常時換気装置は止めた方がいいかな・・・。

     
     (Vancouver Sun掲載)