リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ああ、持つべきものは

2015年07月29日 | 日々の風の吹くまま
今日も目覚ましの設定は10時30分。でも起床は9時半。と言うのも、久しぶりにキツツキ
が来て、屋根のちょうど寝室の上にあたるところをトントン、トトトン。とっくに昔に寿命を過ぎ
たアスファルトの屋根板はぼこぼこになって、北側には苔が生えているから、週末の雨のせ
いで虫が息を吹き返したのかな。そういうと都会の中にいて自然が身近でいいなあと言う人
もいるけど、キツツキはドラミングで安眠を妨げるなんて序の口で、外壁のモルタルを壊し
て中に巣を作ったりするので油断は禁物。

今日は最後の掃除の日だったけど、シーラが体調を崩してキャンセル。おりしもシーラの誕
生日で、カレシと同い年だから72歳。生活のためとはいえ働きすぎた人生。最近は留守番
サービスを主にやっているもので、めったに自宅で寝ることがないとか。新居の方では月に
1度くらいの割で食事がてら掃除の「手伝い/監督」に来てもらおうと思っているけど、お金
を払っていてもいつまでも頼るわけにも行かないから、カレシに掃除を頑張ってもらうことに
しようかな。「オレ、掃除くらいできるから、遊び資金を稼ぐ程度に仕事を続けるといいよ」と
言ったのはカレシ。う~ん、がんがん仕事をしちゃおうかなあ・・・。

そのカレシは隣のパットの手を借りて、ジムが欲しいと言った巨大な防水シートと池の底に
敷くライナーを畳んでトラックに積む作業。防水シートは八角塔外壁の化粧漆喰を修理した
ときに塔全体を覆っていたものだから、裏のレーン一杯に広げて2人がかりでえっちらおっ
ちら何とか畳める大きさ。厚いゴム製の池のライナーも2人がかりでやっと持ち上げられる
重さ。どっちも長い間2つのガレージの間に放置してあったから相当に手こずったようで、お
じいちゃん2人は泥んこ。作業完遂のお祝い?にキッチンのテーブルで四方山話をしながら
ワインを1本半。

思いつきギリシャ風ポテトグラタンの夕食の後は、パットの隣の隣のアントンとカヨが残った
園芸道具やホースを引き取りに来た。このブロックでは私たちが一番古くて、次にパット、次
にアントン&カヨの順。越して来た時は幼稚園児だった1人息子はもう大学生。園芸マニア
のアントンは買ったまま放置してあった造園用の玄武岩の板にまるで宝物を見つけた子供
のように興奮。カヨに呆れられながらも、いかにもうれしそうに全部持って行ってくれた。あ
あ、持つべきものは良き家族、良き友、良きご近所さん・・・。