リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

スミマセンで済むことと済まないこと

2015年10月19日 | 日々の風の吹くまま
連邦議会総選挙の投票日。新しい選挙区は左派の新民主党の牙城なので、あまり関心が
わかないけど、投票所はすぐ近くだから、混んでいたら出直せばいいやと11時近くなって
出かけたら拍子抜け。入口で有権者票と運転免許証を見せて中に入り、投票箱111番の
テーブルで投票者名簿と照合してもって、番号タブ付きの投票用紙をもらって、アルファベッ
ト順に印刷されている候補者の名前の横の丸の中にチェックを入れて畳んで、テーブルに
戻って番号のタブを切り取ってもらってから投票箱にポン。カレシがタブを切り取ってもらっ
た投票用紙を投票箱に入れるのを忘れて帰ろうとして、係の人を慌てさせた。

まあとにかく国民の義務を果たしたので、後は野となれ山となれの気分。ハーパー首相の
与党保守党はたぶん負けるだろうな。ひとつの政権が10年も続けばどんなに実務に長け
ていても統治疲れして綻びができて来るし、国民だって飽きて来る。私は自由党は利権屋
の群れみたいで虫が好かないけど、政権交代そのものは悪いことじゃないと思う。ただし、
若いトルドー2世はママ譲りのルックスは抜群でも、地頭は自信過剰なくらいに頭が良すぎ
たパパ譲りとは言えない感じがする。パパのピエールはそれで国民の好き嫌いが激しく分
かれたんだと思うけど、息子にはあのカリスマ性はないし、はあ?というような失言も多い
から、自由党が勝ったらどんな政府になるやら・・・。

横浜で大手業者が建てた大規模マンションの手抜き工事やデータの偽装がバレたという話
で、半世紀前の新潟地震のときにドミノのようにひっくり返ったアパートの写真を思い出して
しまったけど、電車の窓からよく見かけた日本の大型マンションは横長の建物が多いという
印象。そういうのが何棟も同じ方を向いて並んでいると壮観だけど、旧共産圏で建てられた
アパート群のような無機質さ感じる。昔の公団住宅とかニュータウンはまさに日本の画一化
の原点だったのかもしれないと思ってしまう。まあ、縦長のタワーでも無機質な印象を与え
るけど・・・。

それにしてもよく偽装とか隠蔽の問題を起こす国だなあと思うけど、それは何かまずいこと
が起きてもエライ人が「スミマセン」と頭を下げてしまえば、水に流してもらえて一件落着と
政府も企業も考えているからじゃないのかな。マンションが「ヨコハマの斜塔」になったらスミ
マセンどころじゃないけど。(あ、やっぱり自由党政権か・・・。)