リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

門前大学は雑学教育が強い

2018年05月02日 | 日々の風の吹くまま
5月1日(火曜日)。晴れときどき曇り。今日から5月。風薫る5月。カレシとウォーキングをし
ていると、あちこちの庭で咲き始めたライラックの何ともいえない香りがほんのり漂って来る
し、ニューウェストには咲くのが遅い八重桜が多いようで、クィーンズパーク地区は濃いピン
ク色と一段と濃くなった若葉の緑のコントラストが目立つ。白いツツジも咲いているし、アセ
ビの花もびっしりで、まさに百花繚乱の観。

Arts Clubの「名誉芸術監督」ビルから、シーズン最後のミュージカル『Once』の第1回の制
作会議が木曜日にあるから来ないかというメールが来て、うっはぁ、やったぁ。ビルの引退
記念パーティのオークションで競り落とした「ビル・ミラードとの一生に一度の体験」がいよい
よ始まるんだ。この後2回目の会議があって、21日にスタジオでの稽古開始(週6日!)、
来月8日に舞台での稽古に入って、上演開始は14日、オープニングは20日。その間演出
家ビルにくっついて、ブートキャンプ式に演劇の勉強させてもらえるんだから、ほんとに一生
に一度の体験。木曜日はビルと音楽監督、振付け師、サウンドデザイナーが集まって、舞
台での楽器やミュージシャンの配置を検討するんだそうで、「ちょっと退屈かもしれないよ」。
いやいや、そんなことないって。

だって、ワタシの学習スタイルは「門前の小僧方式」。勝手に見よう見まねで覚えたり、興味
を持って見ているうちにあっ、そっかと頭をポンと叩いたりするのが得意なもので、学校は
「門前大学」で専攻は「雑学」。今は大学院の雑学博士課程ってところかな。行き当たりばっ
たりのつまみ食い的な勉強法なので、系統的(マニュアル式)に教える学校教育ではえらい
苦労をしたけど、本物の学歴がなくても30年近く何でも屋の翻訳者として荒稼ぎできたんだ
から、それがワタシにぴったりの学習法だったんだろうな。でも、自分で学ぶために自分で
「答」を見つけなければならない勉強法なので、けっこう自己流になって周りから「自己中!」
と非難されがち。それでも学習するのはいくつになっても楽しいことに変わりはないけどね。

さて、ブートキャンプ勉強で忙しくなる前に書き上げた脚本をまとめてPlaywright Theatre
Centreに送って先輩たちに読んでもらいたいし、ずっと頭の中で転がしていてやっと具体
的な形が見えて来た次の脚本も書き始めたいから、つまんない仕事はさっさとやっつけてし
まって、「遊びモード」に切り替えないとね。