リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

付け焼刃で勉強して来た

2018年05月04日 | 日々の風の吹くまま
5月3日(木曜日)。晴れ。付け焼刃で舞台制作の勉強をさせてもらう日。カレシを英語教室
に送り出して、帰りの時間がわからないのでカレシのランチを小さいスロークッカーにセット
したら出かける準備完了。おとといから1月に巻き爪を化膿させて難儀した右足の親指がま
たまた巻き爪になって化膿して来たので、靴を履いて行くのはちょっと辛い。少し良くなって
来ているから、軽く包帯を巻いて医療テープで止めてサンダル履き。右足は外反母趾とか
捻挫で曲がった指とかいろいろあるので親指が巻き爪になりやすいのが悩み。

ちょっとだけ早めに行って、Developmentのイベント担当のミスティに来訪を知らせてもらっ
て、2階のオフィスでみんなに挨拶。ミーティングはArts Clubの創設者イヴォンヌ・ファーキ
ンスの肖像写真が飾られている部屋で、ワタシは長い会議テーブルの一番端っこに陣取っ
て、今日はa fly on the wall(壁に止まったハエ)、つまりは誰にも気づかれないでこっそり
盗み聞き。ま、ビルが紹介してくれたので本来なら部外者のワタシがいる理由がわかった
から「こっそり」じゃないけど、黙って座っていて、黙って聞いていて、勝手にお勉強。

出演者が演奏しながら演じるミュージカルだから、大きな楽器をどうするかとか、ドラムスは
どこの置くのかいいかとか、演出家のビルと、音楽監督のスティーブ、振り付け師のスコット、
サウンドデザイナーのエースが舞台のセットの図面やスコアや台本を見ながら、図面に鉛
筆でメモを書き込んでは消しゴムで消してまた書き込みながら、議論が延々と続く。ワタシ
は耳をかっぽじって聞きながら、セットの図面を盗み見しながら、頭の中でステージのイメー
ジを作っていたけど、いやはや芝居を制作するってのはのっけからタイヘンな作業なんだと
初めて知ったしだい。出演者の数が多いミュージカルは複雑も複雑。1時間半のミーティン
グで脚本を書くときに大いに役立つことを頭にぎっしり詰め込めてうれしい。

腹ぺこ熊状態で帰って来て、カレシに興奮冷めやらぬ報告をしながらカップラーメンで腹ご
しらえをして、カレシとウォーキング。6番ストリートを下ってロイヤルアヴェニューを渡ると急
に転げ落ちそうな傾斜。今日は距離を延ばして少し先のアグネスストリートまで下ったところ
で回れ右。ロイヤルまでは4、5パーセントはありそうなきっつい上り坂になるけど、2人とも
おしゃべりしながら息切れせずに歩き通せたのは付け焼刃じゃないよね。