リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

だから女の深情けは怖いのよ

2018年06月17日 | 日々の風の吹くまま
6月16日(土曜日)。晴れ。ゆうべまでは朝夕にヒーターが入るくらい寒かったのに、来週は
この夏の「酷暑」第一波が来るんだって。もっとも、木曜日の夏至に暦の上の「夏」が始まる
ことになっているから暑くてもいいんだけど、いきなり30度近くというのはちょっと急すぎや
しない?

久しぶりに普通の土曜日。木曜日にシーラが来てバスルームを徹底掃除してくれたし、ワタ
シも念入りに床掃除をしたので、今日のまじめ掃除はサボり。カレシは教材の準備に忙しく
て、ワタシは「壁に止まったハエ」になって学んだことを土台にして「最終稿」だったはずの脚
本の手直しに熱中。一生に一度の勉強させてもらったから、少しでもモノになるようにがん
ばらないと。ドレスリハーサルに来ていた専務理事のピーターやキャスティングディレクター
のステファニーに「ビルに追い出されなかったのはすごい」と褒められた?けど、「邪魔だ、
出て行け」というのは本当の話らしい。

カナダの新進クラリネット奏者がキャリアを邪魔しようとした元カノを訴えた裁判で、教育の
機会と適切な所得を奪ったと、3500万円だかの損害賠償を命じる判決が出て、メディアを
にぎわしている。モントリオールの音楽院在学中に、有名なコルバーン音楽院で最高の教
授に師事する奨学生に選ばれたのに、信用してラップトップを共有していた同棲中の元カノ
(同じ大学のフルート学生)が教授からの受け入れのメールに勝手に辞退の返事をした上
で削除して、(問い合わせでばれないように)教授の名前で箸にも棒にもかからない偽の奨
学金のオファーをメールしたという怖い話。件の奨学金(ローンじゃない)は2年間学費から
生活費までを一切賄ってくれるというもので、毎年2人しか選ばれない、まさに一生に一度
の夢のような機会。

夢が潰れて落胆はしたものの、大学を卒業後にコルバーンで件の教授の指導を受ける機
会があって、そのときの会話から元カノの「細工」が発覚したわけだけど、それもこれも恋人
が自分をおいて遠くに行ってしまうのを止めるためだったというから、ほんとに女は怖いね。
元カノとは発覚する前に別の理由で別れて絶縁状態だそうだから、賠償金は取れそうにな
いだろうけど、で今はトロント交響楽団の次席クラリネット奏者になって、新しい彼女もで
きて、まあ、めでたし、めでたし。でも、このドラマ、今頃はどこかで誰かがテレビ映画の脚
本を書いていそうだな。