リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

一期一会の交流もクルーズの楽しみ

2019年12月11日 | 日々の風の吹くまま
12月11日(水曜日)。⛅🌤。ゆうべ午後11時にホバートを出港して、ニュージーランド南端までタスマン海を横断中。進行方向が南向きから東向きに変わったせいか風向きが変わったようで、船の揺れも前後から左右に変わって、海は穏やかだけど、常にゆっくりとゆぅらゆぅらとコア運動。時間帯が変わるので、時計を1時間進めておいて寝たけど、今夜また次の時間帯に入るのでさらに1時間進めて寝ることになっている。飛行機なら行き先で一気に時計をリセットするところだけど、船では時間の流れが違うもんね。でも、1日が24時間であることには変わりないし、夏時間/標準時間の切り替えには慣れているんだけど、実質的に23時間の日が2日続くのがヘンな感じ。時差ぼけしたらどんな気分かな。

タスマン海のこの辺りには島がないので、今日と明日はDay at Sea。どこにも寄港しない日は船内でのイベントやプログラムがてんこ盛り。船の上での交流もクルーズの魅力のひとつなわけで、いろんなところから集まって来た人たちとの出会いはまさに一期一会。私たちもレストランでテーブルをシェアすることになった人たちとの雑談が楽しくて、オープンシーティングのレストランでは「テーブルをシェアするか」と聞かれるとイェスと答える。今までのところテーブルをシェアしたのは(こてこての)イギリス人のおばあちゃん2人連れ、アリゾナから来た(中年の)アメリカ人夫婦、船で教養講座を担当するシドニーからの天文学者夫婦とメルボルンからの未亡人のおばあちゃん。ショーやレセプションで出会ったのはアデレードからの(ちょっと金ぴかの)オーストラリア人夫婦、スイス人とアメリカ人のおばあちゃん友だち2人組、西オーストラリアのパースから来た中年夫婦、(歌手のエレーヌにぞっこんらしい)ジャズ狂のおじさん、一人旅はイギリス人の大学講師とフロリダからの女性。ま、ワタシはどうもどこの誰とでもどんな話題でも話に入ってしまう才があるらしいので、一期一会のおしゃべりは最高のひととき。

クルーズ船では言葉を交わさなくても多彩な人間模様を観察できるのが楽しい。それぞれの行動にけっこう民族的な性格やお国柄が出ているし、イギリス人やアメリカ人はじじばばが多数派のせいか「してらもらって当然」の態度丸出しだったり、社会的な生活レベルが見えたりするし、インド人はちっとも楽しそうに見えないし、東欧系は押しの強さが前面に出ているし、人間ってほんとにいろいろ。文化的な背景がいろいろなら、習慣もいろいろなのが当たり前だから、何だかなあという行動でも一概に行儀が悪いとは言えないんだけど、それでもやっぱり人間として共通のマナーのようなものがあるはずで、必ずしも文化習慣の違いで片付けられないこともあるのは確か。つまるところは「世の中にはいろんな人がいるもんだなあ」。

さて、今日は昼前にカクテルの試飲会に行って、バフェランチの後は天文学の講義(テーマは「超新星」)。夜は予約を入れたレストランで食事をして、コミック魔術師のショー。その気になればけっこう忙しいのがクルーズ・・・。

     色鮮やかなロリキート