リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

お気楽な船の旅ももうすぐ終わり

2019年12月18日 | 日々の風の吹くまま
12月18日(水曜日)。☂☁☂。ミューズ号はニュージーランド北島の北側のタウランガを目指して北上中。ゆうべは外海に出てから波のうねりが大きくなって、船の横揺れも大きくなった。廊下に出るとこっちでぎしぃ~っ、あっちでぎぃ~っ。歩いている方は左にゆらぁ~、右によろぉ~。ジャズバーで優雅に寝酒をやっていたら、切り上げて船室に戻る人たちがよろよろ、おっとっと。船の揺れのせいか酔いのせいかは知る由もないけど、幅も厚みもワタシの2倍はありそうなご婦人がよろけて私たちのテーブルに倒れかかって来たときはあわや。吹っ飛んで来かけたコニャックのグラスを間一髪でキャッチして事なきを得たけど、いやぁ、危ない、危ない。すっかりなじみになったウェイターさんが「かっこよかったすよぉ」と、レミを注ぎ足し。おいおい、この揺れだとワタシまで千鳥足になっちゃうじゃないの。

今日は最後のDay at Sea。寝ている間はあまり揺れていなかったけど、ランチが済んだころには白い波頭が無数に立っていて、ときどき三角波も見える。せりあがって砕ける白波から風に吹かれた水煙が吹っ飛んで行く。見えている三角波は小さいからいいけど、大きなのだったら怖いな。私たちの船室は一番揺れが少ないと言われる船体中央部で、設えはまったく同じでも料金の違う4クラスの一番上。でも、クルーズ船にはスタビライザーが付いているから、この程度のしけなら怖いことはないけど、スタビライザーがなかったらどんな揺れ方をするのかな。ミューズ号は4万総トン(乗客596人)だけど、例えば2千人も乗せる8万トンの船だとどんな感じかな。

トラベルエージェントのジェフから、ニュージーランド航空のダグのヘルプで帰国便の座席(A列最後とK列先頭)をA列の4と5に変更したとのメール。ばんざぁい。この2席は予備席になっているようで、出発の一定時間前までに必要にならなければリリースされるらしい。まあ、対角の隅に離れ離れでもさして不便はないし、ニュージーランド航空のビジネスはテーブルが大きくて、カップルが望めば差し向かいで食事できるようになっているんだけど、やっぱり近いに越したことはない。ダグのパートナーのピーターからもメールが来たので、ありがとうねえ!船内ではバトラーのヴィクラムがニュージーランドの入国管理の書類を届けてくれて、午後には今回のクルーズの評価の質問票を持って来た。あぁ~あ、14日間の航海もそろそろ終わりに近づいているってことか。

去年のクルーズでビューですっかりはまってしまって、今回のクルーズでさらに深みにはまってしまった2人。来年はすでに2つ予定しているから、「次はどこへ行こうか」は再来年で、第一候補は北欧。もしArts Clubがまたライン川のクルーズを企画したらほいほい参加しちゃうかも。カレシは「長いほどいいなあ」。うん、世界一周は無理でも、体力と気力と資力(とシーラの留守番サービス)があるうちに「大航海時代」を楽しもうね。さて、帰国したらすぐにクリスマス。船内もいつの間にかクリスマス飾りでホリデイ気分全開・・・。