12月13日(その3)。🌤☁☂。フィヨルドの3つ目はダスキーサウンド。つかの間の青空の後でまた雲が広がって、フィヨルドに入る頃には今にも雨が降り出しそうな空模様。このあたりでは海が荒れがちなのも、雨がちなのもいたって普通の天気らしい。ダスキーサウンドに入ったのは5時半。険しい山肌は緑に覆われているし、ミルフォードサウンドに君臨していたような絶壁はないけど、水面からすっくと立ち上がったという印象は同じだけど、滝の多さでは一段上を行っているかも。山腹にいくつも白い筋が見えて、近づいて来るとそれが茂みの間や岩壁を伝って海までなだれ落ちる滝だとわかる。水源が雪解け水なのか、雨や霧なのか、湧き水なのかはわからないけど、海の上からしか見えないだろうな。どれも名前がついているのかな。
雨が降り出したし、風も強くなって来たので、ベランダでの撮影には2枚重ねの上にさらにジャケットを着込んでの大奮闘。それでもだんだん体の芯まで冷えて来て、山も島も低く、丸くなって来たからそろそろフィヨルドの出口のようだし、出るレストランが開く時間なので、写真撮影は終了。今日1日だけでビデオと合わせて330枚、シドニーを出てからの合計だともう1000枚に達したかな。あぁ~あ、後で整理するのがタイヘンだぞ。
晩ご飯はシーフードレストランのAtlantide。勧められた白ワインはオーストラリア産のソヴィニョンブラン。オーストラリアは赤のシラズが自慢だと思っていたら、ソヴィニョンブランもイケてるじゃない。ソヴィニョンブランと言えばニュージーランドのマールボロが有名だけど、もしかしてお株を奪ってしまうかも。次の次の次の寄港地ピクトンではマールボロのワイナリーのツアーに行くから、飲み比べてみよう。さて、寝酒はSilver Noteでエレーヌとアンドレのジャズを聴きながらのひととき。波が高くなって来たので、今夜はひと揺れしそう。はて、酔っぱらったら、波のせい?船のせい?それとも・・・。