12月20日(火曜日)。☁☁。いやぁ、降った、降った。寝室の外のルーフデッキにはひと晩で30センチ近くも積もって、プランターはもこもこした白い塊。手すりやパラペットの上には、何だか道具を使ってきっちりと幅に合わせて雪の壁を作ったみたいで、何とも不思議な自然の造形。デッキの雪は見た目にはべた雪に見えるけど、触ってみるとさらさらのパウダースノーだから、もしかしたら無風状態の中をまっすぐ降って来たのかなあ。
おっかなびっくり
市のクリスマスツリー
読書坊やはとんがり帽子
デスク脇の窓の下に貼ったシールの動物たち
寒いから入れてよぉ
でも、雪は一段落したようで、降雪警報は朝のうちに解除になって、入れ替わりにArctic outflow warning(北極寒気警報)発令。どか雪を降らせた低気圧が通過した後に、北極圏の寒気が山脈を超えて強い風となって沿岸地方まで吹き出して来るというもので、一種の大規模な「山おろし」みたいなものかな。警報によると、今日から木曜日にかけては、体感温度がメトロバンクーバーとフレーザーバレー西部でマイナス20度~25度、遠い郊外のフレーザーバレー東部ではマイナス25度~30度になるそうだから、うはぁ。我が家のバルコニーの温度計も今日は1日中マイナス5.5度より上がらなかったから、明日はもっと下がるってことか。うっはぁ。でも、金曜日には雪で始まって、気温の急上昇に伴って雨交じりになり、土曜日は「予定通り」の雨になって、そのままずっと断続的な雨、雨、雨で年越しをするらしい。んっとに極端だなあ。
(天気サイトから拝借)
それでも、外の気温がぐんと氷点下まで下がってしまうと、ベースボードヒーターはまったくの力不足で、いくらがんばっても日中は23.5度に設定してあるサーモスタットの表示は22度のままだから、ちょっと広々し過ぎている感じのダイニングとリビングは何となく寒いし、金魚鉢(ガラス張り)のオフィスは窓際のヒーターのすぐそばに座っているのに膝のあたりが何となく冷え冷えとして来る。西岸海洋性気候帯にあるメトロバンクーバーは冬は概ね温暖なもので、どか雪や北極並みの寒波はめったにない異常気象ということになって、住居の耐寒性や断熱性能はあまり重要視されて来なかったんだからどうしようもない。でも、マイナスふた桁は下がり過ぎだから、リビング/ダイニングには去年の冬は使わなかった高性能の温風ファンヒーター、オフィスには小さいポータブルヒーターを置いて、老骨の防寒対策。電気料金、すごいことになるだろうなあ。去年は一番寒かった2ヵ月の請求額が6万円を超えていたから、インフレの今、どうなることやら。市から何らかの補助金が出るという噂があるけど、はてさて。
今夜は冷え込んでいるせいか、我が家から見える市のクリスマスツリーのライトが冴えて見える。午後11時、気温はマイナス9度・・・。