リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

気候変動と大空で遊ぶ雲たち

2024年03月14日 | 日々の風の吹くまま
3月12日(火曜日)。☁⛅☀。ぐっすり眠って、目覚めは8時半。どうやら体内時計もめでたく「夏時間」に追いついたらしい。普通に起きたので普通に朝ご飯。ミューズリに入れるアップルソースがひと匙くらいしか残らなくて、明日の朝ご飯には足りないから、ウォーキングのついでにスーパーに寄ってりんごを調達。りんごの売り場の半分近くがオレンジに占拠されていてびっくり。スーパーに並ぶりんごのほとんどがBC州内陸のオカナガン地方か南のワシントン州のものだけど、特に大産地であるオカナガン地方で2021年のヒートドーム現象による異常高温、2022年は極端な厳冬、去年は旱魃とご難続きで収量が激減していたそうだから、在庫が底をつきかけているのかも。心配だけどとりあえず酸っぱい青りんご(グラニースミス)5個と砂糖代わりに使う甘い赤りんご(アンブロシア)2個を調達・・・。

この冬はエルニーニョだったのに、オカナガン地方では1月にマイナス27度という日が何日も続いて、りんごだけでなくモモやアンズ、スモモ、ネクタリンも90%くらいの花芽が凍ってしまったそうで今年は果物不足かな。オカナガン地方はワインの大産地でもあるけど、同じ寒波でブドウが壊滅的な打撃を受けて今年はワインが大減産になるという話で踏んだり蹴ったり。気候変動が関わっているんだろうけど、バンクーバーの北西500キロ、バンクーバー島の最北端よりさらに北の水深200メートルの海底で繁殖しているサンゴ礁が発見されたというニュースにはびっくり。科学的にも合理的にも「あるはずがない」ところでの発見に及んだのは、深海生態学の研究者が先住民から「海の底に魚が集まるこぶがある」と聞いたのがきっかけだったそうで、太平洋では最北(北緯52度)、カナダでは唯一のサンゴ礁。でも、すでに気候変動の影響による白化の兆候があるという話だった。

午後になって久しぶりのみごとな青空とふかふかの白い雲。見渡す限りの大空は「ニシクル・ミンタラ」。まるで遊んでいるように刻々と姿かたちを変える雲は見ていて見飽きることがないから、脚本読みもそっちのけで写真を撮りまくり。何とも楽しそうだけど、空の雲にも気候変動の影響があるのかな。








PCの前に戻ってモニターを睨んでいたら、カレシが「おい、マティニタイムだぞ」。え、もう?時計の針を1時間進めたせいで、日暮れが1時間遅くなったから、外が明るいままだと気分的につい「もうこんな時間?」ということになるわけ。アップルソースもでき上ったし、晩ご飯前のひと休みと行こうか。