リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

予定外のやることが多すぎるような・・・

2024年03月21日 | 日々の風の吹くまま
3月20日(水曜日)。☁。春の初日はの朝はどんよりした曇り空。寒いし、風もあるしで、あらまあ、何たる変わりよう。今日は午後にカレシと車を動かす目的で園芸センターに行くことになっているので、やることリストを午前中に片付けておかないとまた午後がごちゃごちゃになってしまいそう。

やることリストの一番は東京のホテルの予約。きのうトラベルエージェントのジェフが秋のクルーズの最終インボイスを送って来たので、いつ頃東京のホテルと帰りの便を予約したらいいか聞いたら、「10月だからホテルはできるだけ早くした方がいい」という返事。あ、そうか、ちょうど中国の国慶節と重なる時期だしね。ということで、何年も前から東京での定宿にしているセンチュリーサザンタワーのサイトをのぞいてみたら、うは、(日本語の)予約状況のページは×印(満室)が付いた日がずらり。でも、英語のページで10月1日から9泊で検索したらいくつか出て来たので、いつもの「シーニック」のキングサイズベッドの部屋を朝食なしで選んで、住所氏名、電話番号、メールアドレス、クレジットカードの番号を入力してクリック。サービス料と消費税込みで38万円ちょっと。やったぁ。

前回は6年前だったけど、予約のページは日本語だけだったような気がする。住所氏名が日本語でなかったせいだと思うけど、住所氏名とクレジットカード番号の入力に手こずった記憶がある。実際の勘定は現役時代からある日本の銀行の口座から現金で精算したから問題はなかったし、今回もまだ残っている資金を使うつもりだからカード自体は関係ないんだけど、英語を選択できたおかげで楽々。それにしても、日本語のページと英語のページで宿泊プランや部屋の選択肢が微妙に違っているからおもしろい。英語でググるとダブルとキングがヒットするのに対して日本語でやるとツインがヒットするあたり、カップルがひとつのベッドで寝る文化と布団を並べて寝る文化の違いと言えるのかもしれないな。ま、あしたジェフに報告して、10月10日の帰国便をSilverseaに交渉してもらおうっと。

午後は予定通り車を走らせるついでに園芸センターへ。明日はデイヴィッドとイーディスの家でのランチがあるので、しばらく使っていない車のバッテリをチェックしようということだったけど、駐車場に降りてエンジンをかけようとしたら、あはっ、かからない。いや、もうちょっとのところでかかりそうなんだけど、かからない。だから先週のうちに走らせておけばよかったのに、ついぐうたらするからこうなっちゃうの。しょうがないから部屋に戻って、BCAAのサービス番号に電話して「バッテリが上がってしまいました」とサービスの出動を要請。待つこと40分くらいでトラックが来て、完全に上がっていなかったので一発でエンジンがかかって、めでたくドライブに出発。バンクーバーまで大回りして園芸センターに行って、カレシは園芸土、ワタシは生物学者で園芸好きのイーディスにあげるエアプランツ2本。オードリーちゃんと同じように牛の脛のポットに差し込んで、ああ、きょうはくたびれちゃったから、ワークショップの脚本読みと運転免許証更新の予約は明日の朝ってことにしよ。


オードリーちゃん

オードリーちゃんの妹たち

帰国と言う感覚は居場所の感覚と関係があるのかな

2024年03月21日 | 日々の風の吹くまま
3月19日(火曜日)。☀。初夏の容器は今日が最後になるようで、ラジオのDJ氏は盛んに「今のうちに楽しもう」。何でも太平洋時間帯では今日19日の午後8時6分に「春分点」に達するそうで、日付変更線から始まる時間帯をぐるっと回って来てローカルの時刻なので、(うるう年のせいもあって)128年ぶりに早い日なんだって。(メディアのサイトによっては6分じゃなくて7分になっているところがあるのは、正確に言うと6分30秒とかいうのかもしれない。)グリニッジ標準時では20日の午前3時6分、日本では20日午後12時6分ということで、やっぱりいつもの年よりは1日早いような気がするけど、とにかく公式に「春」。

週末からずっと初夏のような陽気だったので、金曜日にはまだつぼみだったルーフデッキの桜は今日はもう満開。と言ってもひょろひょろの枝にわずか4個なんだけど、これでも30年以上の「老木」だし、小さな鉢に植えられたままなので1月のマイナス2けたの寒波にやられたんじゃないかと心配していたから、4個でも立派なもの。マンションの23階では鉢植えのままにしておくしかないので、今年こそはカレシをせっついてひと回り大きな鉢に植え替えてもらおうと画策しているんだけど実現するかな。何たってワタシの「実家の桜」の最後の1本だから、私たちがここを離れるまでは毎年花を咲かせてほしいもんね。




最近、台湾に旅行した友達が台北の街角の写真をアップしていて、それがワタシがFBでフォローしている写真家のチャップマンさんのブログTokyo Timesに登場する東京の裏町風景によく似ていたので、ちょっと見てぇとURLを送ってあげた。タワマンやおしゃれなビルが並ぶ「国際都市」東京じゃなくて、いかにも古き良き昔の商店街だったり、シャッターと錆びついた自動販売機が並ぶ寂びれた商店街だったり、サラリーマンが仕事帰りに立ち寄る赤ちょうちんが並ぶ横丁だったり、そこで一杯やっているおじさんたちの笑顔だったり、傾きかけた古い住宅街の風景だったりの、いつの間にかブルドーザーが現れて消えて行く、北海道の最果ての地で子供の頃に見た近所の商店街の風景を思い出させる「昭和の日本」の庶民の東京・・・。

チャップマンさんは副業で写真ガイドもしているので、秋の太平洋横断クルーズで東京に入港したら、1日ガイドをお願いしてブログに載せているようなところへ案内してもらおうかと思っているのと言ったら、「帰国するのは何日?」という問いが返って来て、え?帰国?とちょっと面食らったワタシ。長い間ヨーロッパで暮らして来て、子供や孫の生活基盤もあっちで、当面は日本とヨーロッパを行き来して暮らすという彼女でも「帰る」ところはやっぱり日本だったのかな。ワタシは休暇を取って日本に遊びに行って、家族や友だちに会ってカナダに「帰って来る」という感覚でいたから、人生における「居場所」について考えさせられた感じ。でも、彼女は日本国籍のままだから、空港では当然日本語で「おかえりなさい」と書いてある日本人専用のカウンターに並んで日本語で入国手続きをしてパスポートに「帰国」のシールが貼られるだろうけど、カナダのパスポートしか持っていないワタシは(出生地「日本」と書いてあっても)外国人用のカウンターで顔写真と指紋を取られて90日の滞在許可のシールを貼られるので、「帰国」という感慨が湧いて来なくて当然だろうと思うな。